「相矢倉は将棋の純文学」
この言葉を最初に言ったのは
誰だか知らないが
この言葉を将棋界に最も普及させたのは
米長邦雄
である
この言葉の発想は
将棋の強い者が自分より将棋の弱い者と
戦う場合の発想である
相矢倉に下剋上はない
安心だ
これが米長の挑発だとは誰も気づかない
米長の挑発は自分より弱い棋士に対してだけではない
将棋の強い棋士に対しても挑発した
「横歩も取れないようなヤツに負けたんでは
御先祖様 に申し訳ない」
こっちの方は誰でも知ってる
南九段に対してだ
将棋の強い棋士に対してだ
横歩取りとは
相掛かり系であり
居角系であり
将棋の強い系である
中原も米長も南も
将棋の強い系統に入る
こちらの語録は挑発だとハッキリわかる
ところが 将棋純文学の方は今日でも
それが挑発だと思われていない
「だから あなたは弱いんだよ」
米長がそう思っていたのは間違いない