「踏み込み」を中盤から終盤にかけて
徹底的に取り入れたのが
最短主義 谷川浩司の将棋である
そもそも 踏み込みとはいったいなんだろう?
「手抜き」
受けを手抜くことである
自玉の危険を覚悟で攻めることである
肉を切らせて骨を断つことである
だが そのためには体力がいる
瞬時に寄せ切る読みの能力がいる
異常な終盤力 詰将棋力がいる
なぜならば 先に損をするからだ
無理をするからだ
升田幸三の絶頂期が
なぜ2年間しかなかったのか?
名人に香を引くほどの者が
なぜ短い期間しか保持できなかったのか?
体力がなかったからである
この種の将棋に不可欠なのは
体力なのである