藤田(アマ六段)に誘われた
「N村さんも行きませんか?
今度のアマチュア将棋大会に瀬川さん来るらしいですよ」
早々と予選落ちしたオレは
「おー ちょうど良かった 瀬川さんの将棋 きょう一日じっくり観てやろう」
などと 持ち前の都合の良いプラス思考で気持ちをワクワクさせてた
ずっと最後まで瀬川さんの将棋だけ観た
男性プロ棋士を公式戦で何人も負かしたアマチュア強豪
どんな将棋指すんだろう?
全部で5局ぐらい観た
これが瀬川将棋か なるほど
普通の居飛車かなあと思いきや
右玉思考に変化する
地下鉄飛車だ
相手が振り飛車・美濃なら
飛車を転回して玉頭からさばいていく
「駒をさばかない将棋」だ 基本的にはね
さばくとしても「角」か「桂」
「桂」をさばいたあとは「歩」でふたをして
ふたたび局面を落ち着かせる
何事もなかったかのように
おとなしく おとなしく
相手が動いてきたら 「馬」を作るなど小さなポイントを稼いで
そのまま 微差の有利を維持する
右玉思考だと 「桂」2枚さばいて渡したとしても攻撃の手掛かりを作られにくい
へたに責めると乳玉模様にされてしまう
なるほどねえ
しかし こういう将棋は千日手になりやすい
実際何度か成りかけた
まあ でも 回避できるけどね
とにかく おもしろい将棋だなと思った
しかし 真似はできないと思った
なぜなら こういう将棋は中終盤力があって成り立つからだ