僕の履歴書 女優 石田えり 小学生時代編 5 赤面 | 表参道芸術大学 

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「東京自転車美人」スタートしました

恵理子ちゃんとS子ちゃん2人一番後ろの席に座っていた
オレとNNくんはちょうど真ん中の列に座った
あと5分かあ 授業が始まるまで まだちょっと間があった
まだ 先生は来てない
しかし 生徒はほぼ全員そろったころである
なにやら 一番後ろの席でこそこそ言ってる
恵理子ちゃんとS子ちゃん あの2人だ
何だろう?と思って オレが後ろ2人の方を向いた瞬間 
恵理子ちゃんがS子ちゃんの唇に手をあてて

M島S子の唇よー! N村イチロウの唇に飛んで行けー!

あわててS子ちゃん

あんた なん 言いよっとね! 静かにしなっせ!

みんなに聞こえるように言ってるから オレもびっくり ていうか
恥ずかしくて耳真っ赤にしてたら 隣の中西くん オレの顔見て

おい! どぎゃんしたっか? ぬしゃ 耳ん赤かじぇ

て まじめな顔して言う
中西くんは まじめなヤツだから 冷やかしてんのか からかってんのか 
それとも 本当に心配してんのか?わからない
心臓バクバクしてきて止まらない 困った 困った

あの恵理子という女は ちくしょう!
オレが恵理子ちゃんのことを好きというのを見抜いてんのか?
見抜いて からかってんのか? それとも そんなことは知らずにただ面白がってんのか?

(ちきしょう! 恵理子ちゃん 好きばってん好かん!)

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次の週も その次の週も 毎回毎回こんな感じを繰り返した
とにかく 授業始まる前がいやだった
S子ちゃんに言ってるようで 実は オレをからかっているのである
しかし みんな聞こえるようにデカイ声で言うのだけはやめてほしかった