普通の高校と同じく一般教科がある 国語 英語 歴史 古語 哲学 世界史 地質学 体育 音楽 全体の2割ぐらいかな それと 技術の実習 旋盤 溶接 鍛造 鋳造 これがだいたいそうだな 全体の1割ぐらいかな 残りの7割 それがメインの専門科目 ”数式計算 ” 数学1 数学2 物理1 物理2 材料力学 流体力学 〇〇力学 他にも なんたら化学 要するにいろんな分野の数学・物理 実際は朝から晩まで ”計算 ” ずっと 何時間も数字や記号を書く作業 ひとことで言うと 「数学の学校」である 生徒数 1学年150名(内女性2名 少なあ!) 男ばっかり 工業系だからあたりまえだけど 先生たちは全員 大学で教えてる先生 熊本大学及び熊本工業大学の教授を兼務してた この2つの大学4年間で習う数学・物理を 高専の場合2年間で終了する 3年生からはもっとレベルの高い数学・物理が待っている 日本に ”高専 ”なるものが設置された目的 ”工業界における中堅技術者の育成 ”となってるが それは表向きじゃないかなとオレは思ってる 本当の目的は?と言っても オレがだいぶ大人になってからの勝手な想像なんだけどね それは ”軍事技術者の育成 ” ちなみに 初代の校長先生は第二次世界大戦のとき ”ゼロ戦 ”の設計に携わってた人というのを 他の先生たちからよく耳にしてた まあ しかし 勉強はきつかったけど校則は他の高校と違って凄くゆるかった ほぼ全員髪はパーマ 色染めてるのは何人かいた たばこ吸ったヤツら 見つかってもたいして怒られない だからまたやる でも 最初はこんな程度 かわいいガキだよ でも だんだんエスカレートしていく まあ いまの時代の若者 特に東京とか大阪とか都会の子から見れば 全然たいしたことないよ だけど その時代 そして 熊本県ちゅう地方いなかの話しだからね 世間的に許される時代じゃなかった 不良高校でさえ まだ 校則がきびしかった 入学して3カ月ぐらいたったころだったかなあ このころから オレあんまり教科書開きもしないようになった