黄色い家 読みました! | 読んだり書いたり

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​黄色い家

川上未映子


​概要 


2020年春、惣菜店に勤める花は、ニュース記事に黄美子の名前を見つける。
60歳になった彼女は、若い女性の監禁・傷害の罪に問われていた。
長らく忘却していた20年前の記憶――黄美子と、少女たち2人と疑似家族のように暮らした日々。
まっとうに稼ぐすべを持たない花たちは、必死に働くがその金は無情にも奪われ、よりリスキーな〝シノギ〞に手を出す。歪んだ共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解へ向かい……。
善と悪の境界に肉薄する、今世紀最大の問題作! ※Amazonより



ポイント 


・読んでいると感情移入により辛くなってくる

・楽しいシーンと辛いシーンの差が激しい(つまりすごい)

・生きてく上で切り離せないお金のこと



こんな人におすすめ 


・恋愛系とか青春系とは違う切ないお話が読みたい人



人生は配られたカードで勝負するしかないとか

親ガチャとかそういう、産まれる時に

どんな家庭か選べないのにみんな等しくない。


配られたカードを使いこなせとか、

生まれたことに感謝するとか

なんかそういうのじゃないんだよなあ。


そして今日も何事もなく大した心配事もなく

寝ることができる自分のことを考えてしまう。

この本を読んで、こうして呑気に感想を

記事として書いてる時点で

この黄色い家に出てくる

彼女たちとは違うのかも知れない。


思うだけではある、偽善者のような感覚。

読んでいて苦しいことばかりだった。

読もうと思った本は基本2日かからないくらいでは

読み終わるタイプだと思っていた自分がまさか

一週間以上かけてやっと読み終わった驚愕。

辛くて苦しくて、なかなか読み進めることができなかった。


黄美子さんはちょっとグレーゾーンな感じがした。

こだわりの強さ、純粋さ。

思い当たるところがあったりなかったり。


世の中は搾取される側とする側の人間しかいない。


こんな本、辛すぎてすごすぎる。

どうか一生知らないで生きて欲しいけど読んで欲しい。

矛盾がすごいけど、それだけすごい本。


「金は権力で、貧乏は暴力だよ」

この意味を一生考えていく気がする。