オカンが脳梗塞で入院してから
最初の1ヶ月は落ち込んで
段々元の自分に戻ってきたんやけど
やっぱり今でも急に色々考えて
胸が苦しくなる時がある。
後悔もめちゃくちゃあるし。
オカンが陰なら頑張ってくれてる事も
なんも分からんと偉そうに言うたり。
オカンが救急車で運ばれた日も
シチュー作ってくれてて
わざわざついでくれたんやけど
うちはそんなオカンに
「自分でするから勝手な事せんでいい」
って言うてしまって…
あの時のうちは何が原因やったか
分からんけどよくイライラしてて
オカンに冷たく当たったり
しちゃってたんよな…
そんなんも後悔でしかなくて。
今自分らでやるようになって
オカンの有り難みがめちゃくちゃ分かる。
今更言うても時間は戻らんから
これから後悔せんように生きるしか
ないねんけどな…
これから後悔せんように
オカンにいっぱい尽くして
恩返しして行くしかないねんけどな。
でもやっぱり後悔してる気持ちが
大きくて…自分が言うた言葉…
勝手な事せんといてって言うた言葉が
どうしても忘れられへんし…
救急車の中でオカンが大丈夫やから
帰ろって言った言葉も頭から
離れへんのよな…

だから今みんな人それぞれやから
親の事が嫌いな人ももちろんおると思う。
最低な親ならそら嫌いにもなるやろし。
それこそ虐待されててとか
親の愛情をちゃんと受けずに
育ったなら親の大切なんか
分からんと思う。
でもそんなんじゃなくて
単純にワガママで嫌いとか
おらんかったらいいのにとか
早くおらんくなってほしいとか
そうゆうの聞くと今とか特に腹立つねん。
親がいてくれたから今の自分がおる事
忘れたらアカンと思う。
なんで親がうるさく言うかとか
それは子供の事を大切に思ってるからやし。
どうでも良かったらなんも言わへん。
ほっとくよ。
うちみたいにこうゆう風になってから
あの時こーしてあげてれば良かったとか
後悔することに絶対なるから。
うちら親子元々めちゃくちゃ仲良しで
何でもオカンには話せたし話してたし
オカンの言葉に救われた事も
いっぱいあった。
声帯結節になった時もオカンの
「大丈夫」って言葉で不安が少し
消えたのも事実。
本間に親って偉大やなって思う。

ここまでオカンと会わんかったり
話さんかったりしたの
産まれて初めてやから
本間に気が滅入る時がある多々ある。
それでも子供らおるしで
救われてるところもある。
今子供おらんかったらもっと
うちヤバかったんやろなって思う。
うちも親離れ出来てないし
オカンも子離れ出来てなかったからな…

オカンはずっと家庭の為に
働いて自分の時間なんか全然なくて
周りは遊びに行ったり
旅行に行ったりしてんのに
オカンはそんなんもなくて
これからやったのに脳梗塞になって
身体動かんくなって話す事も
出来んくなって…
なんでオカンがこんな
思いせなアカンのって思う…
人生って不平等よな…

でも命あっただけ本間に
良かったと思うから
これからは今出来るオカンの
楽しみにを見付けて
一緒に生きていこうと思う。

絶対後悔せん行き方はないと思う
どんだけ後悔せんようにって
やってきてても後悔すると思う
でもなるべく後悔せんように
悔いが残らんようにやって行きましょ。
当たり前を当たり前と思わんように。