劇団四季のウィキッドを観て参りました。
もう一つのオズの物語という事で、ドロシーとかもちょいちょい出てきます。割りと好き嫌いが分かれる感じかな?と思いました。
ネタバレ注意!
生まれた時から肌が緑色という事で疎まれながら生きてきたエルファバと幸せと愛を求めて生きてきたグリンダ。
冒頭はグリンダがオズの良い魔女として持て囃され、悪い魔女ウィキッドは倒された!と街中が賑わうシーンから。
そこで良い魔女として振る舞うグリンダに女の子から「なぜ悪いやつは生まれるの?」と質問が。
そこからエルファバの生い立ち、グリンダとの出会いが描かれます。
最初はお互いいがみ合ってた二人が仲良くなるまでの経緯はいかにも学生といった感じ。あとグリンダはちょっとシャーペイに似てる!良い意味でも悪い意味でも女の子だなぁと思いました。
そして念願叶ってオズの国の陛下に会う事になるんですが、陛下は怪しさ満点。裏がある感じ。エルファバの願いは言葉を奪われ掛けている動物達を助けて欲しいというものだったんですが、言葉を奪ってるのは陛下だったよ!というオチ。挙げ句従えないと逃げるエルファバを悪い魔女扱いして追い立てる始末。
実は陛下はエルファバの実の父親だったという事がわかるんですが、エルファバの肌が緑色という事と魔法の力を持って生まれた理由がちょっとわかりづらかった…気がします。わかりづらいというか説得力が弱い?私がそう感じただけかも。
オズの魔法使いのリンクする部分は、
・ドロシーの履いている靴は死んだエルファバの妹・ネッサのもの(ネッサはエルファバを誘き寄せる為に殺された)靴を返すまでは帰さないと城に監禁される。
・ブリキ人間は死に掛けたネッサの思い人ボックを助けようとした結果(死に掛けた理由はエルファバの魔法で足が治ったネッサを見て、これで自分は想い人の所へ行ける!とボックがネッサの傍を離れようとした為。発音がめちゃくちゃな呪文でネッサに魔法を掛けられたので死に掛けた)
→個人的にこのシーンが一番(;´Д`)ってなりました。ネッサのために掛けた魔法が却って不幸にしちゃう上にボックまで巻き込んで、挙げ句の果てに全部エルファバのせいだ!ってなる所がなんとも。陛下が人間には常に敵が必要だ、と言ってた意味が何となく分かる気がする。
・ライオンが勇気を忘れた理由はエルファバに幼い頃匿われたせい(匿われた理由は人間に言葉を奪われそうになった為。エルファバに他意は無かった)
・カカシは張り付けにされたフィエロを助けたいと思ったあまり掛かってしまった魔法。カカシは元人間。
と、何とも観ていて複雑な感じでしたが、それを知った上でオズの魔法使いを読むとまた違ったものか見えそうですね。
よくよく考えてみたら結局誰一人として救われた感じはしませんでしたが、シリアスさというか、薄暗さは感じませんでした。二人とも前向きな感じだったからかな?ディラモンド先生のその後が気になりますが、フィエロだけでも生きてて良かった!
それから主演のお二人の歌がとにかくすごく良い!グリンダは山本貴永さん、エルファバは江畑晶慧さんでした。
グリンダは天真爛漫な可愛らしい感じ、エルファバは自分に対しても少し卑屈だけど意思の強さが伝わってきました。
特にエルファバ役の江畑さんは本当に歌に迫力があって鳥肌モノ。あれはすごい。声も少しハスキーな感じが素敵でした。
メルヘンやおとぎ話というよりは本当は怖い童話的な感じなので、ストーリーは好き嫌い分かれるかと思いますが二時間半あっという間でした。個人的に歌がすごく良いのでオススメです。衣装も可愛い。
そんでもって今月末は十二人の怒れる男!こちらも楽しみです♪