虐待という言葉さえ知らなかった小学一年生のとき、
同じ年の女の子が餓死したニュースを、聞いたことがあった
子供の私は、大人の噂に、耳を傾けて聞いていた
「ウンチに新聞かぶせて、部屋に盛り上げていたってよ」とか、
「一週間に一度は、母親は来てたようだ」とか
今から40年以上も前の話である
詳しい話は忘れてしまったが、
飢えた子供は、布団の綿を食べていたことを聞き
授業中に思い出し、泣きそうになったのを覚えている
なんで大人が、家にいないんだろう?
なんで子供にご飯を食べさせないのだろう?
小学一年の私に色んな疑問が浮かび、
死んだ子をアフリカの難民より可愛そうだと思った
そして、何十年たっても子殺しは無くならない
虐待された子供たちは
親になったときに虐待を繰り返すというが、
虐待しない親だっているはずだ
人の精神は、残念ながら今のところは計算どおりに行かない
戦争で殺されかけた子供たちが怪物になるわけではないし、
手をかけて育てられても、怪物は生まれてしまうのだ
警察のほかにも、地域の児童相談所や
児童相談所全国共通ダイヤル 189 など
昔と比べると相談できるところが増えているので
犠牲になった子供たちの死は決して無駄ではないと思う