今日は「鍼治療」について書こうと思います😊

あくまでも私個人の考え、感じていることなので、顔面神経麻痺でお悩みのすべての方々に「オススメ!!」というわけではないので「へぇ~」程度に受け取ってもらえればと思います。

私が定期的に通っている鍼灸院は自宅から車で30分のところにあり、ネット検索して探し当てました。

まず一番惹かれたのはHPが実にシンプルで紳士的だったことと、耳鼻科医院と同じ建物だということで安心感を感じたので初めてのところでしたが飛び込んだ、という流れです。

正直、鍼灸院も鍼灸師さんも相性が必ずあると思います。
お医者さん(ドクター)もそうですよね!

一番最初に行った鍼灸院は盲目のおじいちゃん鍼灸師さんのところだったのだけど、脳腫瘍があると言ったら自分には治療出来ない、と断られ(涙)←脳腫瘍を治して欲しかったのではなく、顔面神経麻痺を何とかして欲しかったのだけど…💧

それから鍼灸院探しが始まってたくさんのHPを見て、口コミなども見て、周囲の人々にも聞いて、とにかくやたら宣伝しているところとか、自分のところに来れば治らない症状も改善します!というようなところは避け、ちゃんと真面目に取り組む姿勢が見える鍼灸院を探したわけです。

特に耳鼻科医院と同じ建物、というのに惹かれたので何かあったら(あるわけないけど)ドクターが近くにいるなら安心かな、と。

そしてしばらく通っているうちに鍼灸師さんとの会話の中で知ることになるのだけど、同じ建物の壁を隔てた隣の耳鼻科医院はご自身のお兄さんがやっている耳鼻科医院なんだと。

しかも元々はおじいさんがやっていた耳鼻科医院で鍼灸師さんのお兄さんが跡を継いだのだそうだ。

おじいさん、お父さん、お兄さん、弟、おじさん、おばさん…と、身内は医師ばかりという一族の中で唯一「東洋医学」の道へ進んだのが私が通っている鍼灸院の鍼灸師さんです。

医療や健康についての知識がとても多く、信頼、信用できる鍼灸師さんなのでずっと通っているという状況です。

また、こちらには遠方から時間をかけて通っている人もいればご近所の年配のおじいちゃん、おばあちゃんが「メンテナンス」のように通っている人もいて、もちろん顔面神経麻痺で通っている人もたくさんいるようです。

なによりも料金設定がとてもリーズナブルで良心的なので通いやすいんです!
私は毎回30~40分コースを2100円で施術してもらっています。
この時間と値段というのは使用する鍼の本数に応じてるらしいです。

前説が長くなりましたが(長すぎ!)こういう経緯で今でも定期的に通っているという理由です。

さて、診療内容はというと。

まず診察台?に仰向けになり柳原法での採点をして、問診ふうな会話(最近どうですか?的な)をして、話しながら顔に鍼を刺し始めます。

正直、ちくっとする時もあれば、あれ?今刺した?という時もあり、鍼の太さもその時々に応じて変えてるらしいです。

そして、ツボなのか、神経が集まっているところなのかわからないけれど、ジュワ~と何かが流れるポイントもあります。

刺すポイントも毎回違っていて、その日の状態に応じて動きが弱いところをやるみたいです。

顔だけじゃなく、耳付近とか足首とか腕とか、毎回違う場所に刺します。

で、動きを促したいポイントにはお灸もします。
刺した鍼にもぐさを刺してそれに火をつけてるみたいです(見えないのでわからない…)

しばらく置いてから鍼を抜き、それから筋肉マッサージをしてくれます。
これは顔だけじゃなく首、後頭部、肩、腕です。
(とても気持ち良いです~)

施術後はまばたきがとても楽になるというか、ちゃんと閉眼出来てる感じがすることと、ほっぺたの動きが柔らかくなってるような気がします。
顔はかなりポカポカになっています。

誤解しないでいただきたいのは鍼治療で顔面神経麻痺が治る、というわけではなく体の中に流れるものをちゃんと流れるようにする、という考え方です。

「気(キ)」「血(ケツ)」「水(スイ)」という3種類のものが流れていて、これが滞ると体には悪影響しかない、という東洋医学の考え方のようですよ。

気→目に見えない神経など、いわゆる気功などの目に見えないパワーみたいなものも含まれると思います。

血→そのまま血液です。

水→リンパとかのようです。

ちゃんと調べたわけではないのですが、そんな感じです。

間違ってつながってしまった神経(いわゆる混線)はもう元通りの(元々のつながっていた)場所には戻らないので、その周りの筋肉で動かす手助けをしてあげる、という感じです。

寒くなると筋肉も硬くなり→気、血、水の流れも悪くなるので、出来るだけ体を冷やさない(特に首~顔)常に筋肉は柔らかくしておくということが顔のゆがみとかを今以上に悪くならないようにしてあげるんだと思います。

ただ、これはあくまでも私のパターンなので(現在は柳原法で32~34点)西洋医学的治療が必要な場合もあるでしょうし、人それぞれの考え方があると思うので参考程度に。

数年放置してから来院する人もいるらしく、ものすごく改善された!というふうには至らないけれど施術後は少しは表情が和らぐみたいです。

この病気は医師によっても見解が違うし、決定的な治療法があるわけでもなく、経験者にしかわからない心の叫び(苦笑)が多くあるため、一般人には理解しがたいかもしれないですよね。

でも顔面神経麻痺のせいで心まで病んでしまうのは一番悲しいことなので、考え方とか物事の捉え方とかほんの少しで良いので前向きに進めたら良いな~と。

もしもこれから鍼治療を受けてみようかな、と思っている人がいたら鍼灸院の選択を慎重にしてくださいね。
価格設定も「言い値」の部分があって、すごく高いところもありますし、何度も通わないと治りませんよ的なことを言われるかもしれないです。

そもそも元通りに治すのは難しいのでは?。
症状が軽い人は治りますけど、そうじゃない枠に入ってしまった人々は…。

治すのが目的ではなくて、これ以上悪くならないように手助けするという考え方で。

あとは鍼灸師さんとの相性が良ければ言うことなし、ですよね。

今思えば大学病院のYドクターの塩対応のおかげで私は自分なりに勉強して調べて、いろいろ試してみて今があるわけで(あの塩対応は当時は頭にきて怒りもあり、悲しみや絶望感など、どこにもぶつけようのないマイナス感情が渦巻いていたように思う)あの塩対応は私には必要(悪)だったのだな、と今となっては逆にY医師には妙な感謝すら感じている。

誤解しないでいただきたいのは、私は完治したわけではなく今現在8割ほどの復活ですが笑うとゆがむし、閉眼が上手く出来ない時もあるし、病的共同運動ってやつもあるし、決して今の状態に満足はしていないけど、これ以上悪くならないようにやれることはやった方がいいかな、という考え方でいます。

しかし、あんまり一生懸命にまじめすぎると疲れるんで時々手を抜くことも大事~~~~~~~ですよね。

この記事が誰かの参考になれば良いかなと😊