当初の予定では4か月を過ぎたあたりでかなり復活しているつもりだった、この顔…。
耳から放射状に出ている神経たちが一番端っこまで届くために100日は必要だろうとの素人計算で→1日に1ミリ伸びるとして耳からおでこの真ん中まで10センチほどだから100日、なんていうどんぶり勘定(笑)
しかし今現在の現実はこうだ↓
●出来るようになったこと
①まばたき
→「ぱちぱちぱち」というスピードのあるまばたきにはついていけてないかもしれないけれど、ゆっくりのスピードのまばたきは出来ている(と思う)
この、まばたきが出来るかどうかで目の渇きが違って、とくにかく最初は(まぶたが全然とじないから)目が痛くて痛くてつらかった。
一番最初の大学病院でのステロイド薬を処方してもらった時、目薬は出してもらえず(おそらくYドクターはそこまで頭が回ってないんだと思う)どうしたらいいかもわからず、眼帯したりバンソーコーを貼ったりラップ貼ってみたり、最終的にはセロファンに落ち着いたけど、ドライアイ用の目薬を差すということに思いつくまで数日かかったよ💧
この時に眼軟膏も使えればもっと痛みは軽減できていたのかもしれない。
※ただ、その後脳神経クリニックで眼軟膏を処方してもらったけど、私には合わなくて1回使ってやめた(汗)
あのギトギトにどうしても拒否反応が…。
両目をぎゅっとつぶることは完璧に出来ている。
ただ、力が弱いので少し触っただけで目が開く(笑)
②「イー」のくち
今まで使っていたところとは別の筋肉が動くようになって「イー」のくちは出来る。
少し不全だけど、頑張って「イー」すると4番目の歯も見える。
なので、笑顔も出来るようになった…以前の笑顔と比べたら不全だけど💧
笑うと目じりにしわが寄るようになったし、眼輪筋と思われる眉毛部分が上に上がるようになった。
(おでこは動かない…あくまでも眼輪筋)
実は出来るようになったのはこの2点だけかな。
でも実際、笑顔が作れるようになればいいや、くらいの気持ちでいたのでそんなに悲観していない。
●まだ回復途中のもの
①おでこ…全く動かない。
両目を上に向けると左の目(患側)はまぶたが覆いかぶさってしまう。
これはなかなか手ごわくて、耳からの距離も遠いからもう少し様子を見なければならないと思っている。
ペインの先生は目を上にして目玉を動かしながらおでこを上げるようなイメージでトレーニングしたらいいよ、と言っていたが本当に全然動きません(涙)
ペインの先生はいつも外側から無理やり(マッサージとかで)動かすんじゃないよ、と言う…。
脳神経クリニックの先生はマッサージを勧める。
大学病院の耳鼻科のYドクターはやってもやらなくても結果は同じと言う。
鍼灸師の先生はマッサージしないと後から筋肉の拘縮が怖いよ、と言う。
②「う」と「お」のくち
面白い形になる(笑)
つまり、出来ません。
口笛なんて絶対無理。
③涙と鼻水
ご飯を食べると鼻水と涙が出てくる。
涙は潤う程度でこぼれてこないけど、鼻水はかまないとダメなレベルで出ちゃう。
④鼻をひくひく
これ、全然出来ないんだけど頭の中では鼻をひくひくさせてるつもりなのに目とくちびるが動くんだよね…
⑤タピオカ飲めない
ストローが…吸引力が必要な飲み物はアウトだわー(涙)
タピオカはスプーンですくって食べるしかないね。
ヤスダヨーグルトも厳しい
⑥麺類すすれない
パスタをくるくる巻いて口に運んで食べるのは問題なくOKだけど、ラーメンとか絶対無理。
すごーく残念。
れんげにラーメン乗せて食べるけど、あれってやっぱり麺とスープを一緒にすすって食べるから美味しいんだ!って痛感した。
⑦ブクブクうがい
出来ないよっ。
ぴゅ~って出る。
なので手でくちびるを押さえてブクブクぺっ。
ってなわけで、飲食が少し不便です。
いつも通り(今まで通り)の一口が無理。
くちが上手に閉じれないからこぼれるこぼれる。
→上手に閉じれないんじゃなくて、力が足りないっていう表現の方がいいかな。
くちは閉じるんだけどぎゅっと閉じる力がない。
だから一口一口を小さくしておしとやかに食べなくちゃいけませんことよ。
かぶりつくなんていう荒業も無理~。
よだれだらだらですごい絵面になる
ももクロのメンバーの女の子がこの病気(顔面神経麻痺)になったってニュースになっていたけど、彼女がどんな治療しているのか気になる~~~~~~~
きっと今この病気で頑張ってリハビリしている人たちはみんなそう思ってると思うけど、どういう治療してどういう経過をたどって治っていくのか知りたい・・・
私もすでに4か月以上経過してしまったけど、最初の1か月くらいは顔面神経麻痺について書かれているブログをたくさん読んで、治療をしている病院のHP読んで、ユーチューブ見て、とにかく情報が欲しくて貪欲に検索していたけれど、経験者の方達のブログは本当にありがたかった
コメント書いたりフォローしたりということはしなかった(申し訳ございません)けど勝手に読みながら一緒に泣いたり笑ったりさせてもらった。
そしてわかったことは初期治療の後の確立された治療法がないってことと、同じ症例がなかなかないってこと、1000人いれば1000通りの症状で統計なんてあまりあてにならないってこと。
こんなわけわからんブログを読んでる人がどれくらいいるのかわかりませんが、今もし顔面神経麻痺になりたてで切ない思いをしている人がいるとするなら、とにかく余計な心配して落ち込まないで欲しいと思います。
安易な言葉は慎んだ方が良いのかもしれないけど、心まで、気持ちまで病気になったらダメだから…。
好きなもの食べて心に栄養あげようよ
もれなく贅肉がついてくると思うけど(笑)