病気に対する知識が無いゆえに日々不安に押しつぶされそうになり、自分なりにいろいろ検索していろいろな方たちの文章を読み、そしてますます不安になる…という悪循環を繰り返したのだが。
有名な先生たちのHPも読み、身近な脳腫瘍(聴神経ではない)摘出手術をした友人の話を聞いたり、わずか数日間ではあったが心苦しい毎日だった。
「心の薬」が無くなった頃に一番最初に行った近所のY耳鼻科へ行って質問してみようと思っている。
先生がこの病気になったらどこの病院でやってもらいます?と。
その答えが知りたい!!
そしていろいろな有名先生のHPを読み漁り、札幌のSドクターにたどり着く。
ありがたいことにメールでの相談を受け付けてくれているのだ。
札幌まで飛んでいくにはちと遠いので、まずはメールでと…。
今現在の状況と今までの経緯を簡潔に伝えて、返事は急ぎませんので、との一言を添えて勇気を出してポチったわけです。
2~3日後、返事が来ました
内容はとても簡潔にわかりやすく書いてあり、その結果「今は放置」で良いと。
※確かにそれは新潟大学病院のY医師にも言われたんだけどさ…。
Y医師の場合、今後ここが大きくなってここを圧迫し始めたらいろいろ怖いことが起きるよと、不安を煽る言い方するもんだからさ、同じ意味の言葉でも怖く受け取ってってしまうってわけです。
札幌のSドクターの見解としては脳幹に達したところで怖いことはないと(大したことはないみたいな…)だから今は安心して「放置」してて大丈夫と思いますよと。
Sドクターの考えとしては体にも金銭的にも負担のかかる手術をするよりも経過観察で十分な患者さんには無理な手術は勧めない方針みたいで、こういうのを「信じる者は救われる」みたいな感じなんだろうな。
別のドクターは腫瘍が小さいうちに取り払った方が良いと言うし、それでは患者さんは悩みますわ。
ただ、私の場合、すでに失聴してしまっているので…これがまだ聴力が残っていたら聴力を残すためにいろいろ手段があるよ、ということなんだと思います。
昨年、まだ聴力が残っている時にMRIを撮っていればまた違った結果になっていたんだろうな、と思うと後悔しかないです。
あんなただのドラム缶に入るのを怖がって入らなかった自分を「バカバカ!」と責めたいです。
たまたま飲みに行った懐かしい店でそこのマスターにMRIが怖くて入れないっていう話をして「あんなただのドラム缶のどこが怖いの?寝てるうちに終わるし。」と言われ勇気を出して撮影した結果がこれだもんね
※そのマスター、4度のがんを克服しているベテランガンサバイバーなのですよ
ってなわけで、長~い目で見ながらの経過観察で良いのだと結論付け、手術が怖い~腫瘍が大きくなるのが怖い~合併症(?)が怖い~とか考えるのをやめることにした(笑)
失聴は確かに大きいことだけど、もう片方は健聴だし、めまいもない、しびれもない、味覚の変化もない…とにかく左耳が聞こえない以外は何も問題ないのだから、あとは腫瘍が大きくならないように祈るのみで過ごそうと思うに至ったのでした。
ーいったん終わりー