前回の続きです。
前回長くなって解りにくいと思いますが、主にテーマとしたいのは
「護君と同じくらいの年齢として観たガオガイガー」です。
元々この作品は「おそらく勇者シリーズ最終作となるだろう」という状況で作られ
「幼児の頃からシリーズに親しんでくれた子供は今これぐらいだろうな」という年齢層、
そして大きなお友達をメインターゲットにして作られていたと思います。
こうした背景から小学3年生の護と20歳の凱を主人公にしたものと思っています。
放送当時自分はてっきり凱に感情移入していたと思っていましたが、この歳になってみると
護という同じぐらいの少年の視点を借りて凱に憧れを抱いていたということに気づきました。
物語の難解性等もあるとは思いますが、15、16のアムロに感情移入ができなくて、
凱に感情移入ができていたのはこうしたギミックが非常に有効活用されていたのではなかったのかと思います。
非力な護を主人公として置いているからこそ、凱の強さ、
ガオガイガーのカッコよさがよりよく表現できていたのだと思います。
当時の子供は「どっちが主人公?」と聞かれて間違いなく「凱だろ!」と答えた方が多いと思います。
まさか自分が護の視点から凱を観ているなんて気づくわけがありません
マジンガーZのシローとは似て非なる物なんです(マジンガーについてそこまで詳しくないので間違いだったらすいません)
この手法は後々グレンラガンにも活用されていると思います。
ただ、勉強もせず、「この力は皆を救うために神様が~」と言った次の回では「遠足にポケベルなんて、、、」と
子供らしい支離滅裂さを持っていた護は、物語後半の頃には立派な勇者になっています。
最期には親元を離れ「宇宙で困っている人を助ける」と行って地球を跡にします。
ただこの最終回のシーンは今見ると非常によくできていて、
一年物のアニメなので護君がどれだけGGG隊員と仲良くしながら物語が終わったとしても、
視聴者側は強制的にGGG隊員とはこれでバイバイなわけです。
GGG隊員、もっと具体的に言えばガオガイガーという物語と視聴者を引き離す為に、
一人称視点である護君を地球から離れさせる。
これで強制的に視聴者を物語から卒業されることができるわけです。
小学3年生をメインターゲットにしているんです。
はっきり言ってこれぐらいの子供の半分以上がロボットから卒業します。
なのにこの後もロボットアニメをみようとしている僕らは
「20代になってまで尾を引きずるような最高の作品」
を持ってロボットアニメから卒業をせまられたわけです。
この後釜番組が年齢層を落としたビーダマン爆外伝だったことからも想像は容易にできます
次回に続く