むかしむかし、
ある田舎で、可愛いお姫様が産まれました。
それは可愛い可愛いお姫様。
母に愛され、父に愛され、姉に愛され、
すくすくと育ちました。

けど、そのお姫様…
愛情たっぷり幼少期がアザを生み、
自由奔放、天真爛漫に育ってしまいました。

嫌なものは嫌。
欲しいものは手にいれるまでだだこねる…
それはヒトに対してもモノに対しても、
同じでした。

おもちゃ、おやつ、おともだち。

全部全部、
簡単に手にいれることができたのです。

そのお姫様、
いつしか大人になりました。

恋を経験し、
悲しい別れも経験しました。

たくさんの友情にも出会えたものの、
その浅はかさも知りました。

お姫様は、
お姫様の人生の中で
何度も壁を見てきました。
人並み程度の壁かもしれません。
低い壁かもしれません。

けれど裕福に育ったお姫様、
その乗り越え方は知りませんでした。

二手に別れた道の手前で迷いもしました。

そんな時、
王子様に出会いました。

けれどその王子様、
お姫様と出会った途端、
お姫様をひとりぼっちにして
遠いお国へ旅立ちました。

お姫様は泣きました。
おいて行かないで!
ひとりぼっちにしないで!
私も連れてって!
他国の色に染まらないで!

けれどお姫様、
それがサヨナラだとは決して思いませんでした。

また会えるよね、
会いに行くしね。
そのために今を頑張ろう…
なかなかプラス思考のお姫様でした。

王子は言いました。
姫もこっちにおいでよ。
お姫様は、行きますとも!
何の迷いもなく言ったのです。
決して簡単に答えたのではない。
好きだから答えたのです。

けれどお姫様に試練はすぐにやって来たのです。

王子様ったら…一夫多妻制…。。。

お姫様はまた泣きました。
身を引くことを考えました。
実際、その道も選びました。

けれどそのお姫様、
それは間違いだわ、と思ったのです。

それからお姫様、
遠いお国の王子様にちょいちょい会いに行きました。
馬車にしては割高で時速200kmくらいの馬車で。

王子様は、
いろんなお姫様に愛情を注がれて生きてきたので、
ひとりぼっちは耐えれないのです。

お姫様は、
王子さまのあの言葉を胸に
幸せな生活を送りました。

けれど、
王子様とお姫様、なかなか仲良しのままではいられませんでした。

何度も何度も別れを選ぶ日々を送るのです。



でもお姫様の熱のある愛情で
なんとか今に至るのです。

お姫様は
よく自分を見失い、
その度に王子様を求めます。

でも、お姫様はいつも
王子様のキスで明るい明日を迎えることができるのです。

たまには毒入りリンゴを口にしたり、
黒いマントの悪魔に出会ったりもしたでしょう。


これからもお姫様は、
王子様のことを想いながら
生きていくのです。


そしてまた、
お姫様の産まれ育ったシンデレラ城に
王子様と二人で訪れるのです。


お姫様は毎日星に祈るのです。

どうか、
心まで遠くにいかないで…




つ、づ、く。