おそらく、幼友達との恋愛が描かれたフィクションを見慣れているからでしょうがね。
しかし、フィクションでは幼友達との修羅場なんて、いかにも絵になる場面ではありませんか。
幼友達とは、美しい恋愛ばかりじゃなく、修羅場というのも存在するかもしれませんよ。幼友達という存在に対して、われわれは何か、妄想を抱いてはいないでしょうか。
幼友達との、恋愛関係のもつれによる修羅場なんて、どれほどフィクションの作り手の妄想をかきたてるか。
または、戦争に参加した幼友達同士が過酷な戦場で生き抜くというのも、修羅場です。
ずっと一緒に育ってきた幼友達が、思春期を迎え、ただのお友達じゃいられなくなる。
無償の愛を与えてくれるのが、幼友達の存在する理由でもあるのだと、思っていませんか。
なかなかいいですねえ、幼友達の修羅場を使って、ドラマが作れそうな気分になってきましたよ。
修羅場を迎える幼友達同士の恋なんて、なんというか、甘酸っぱくもせつないですし。
わたしは幼友達以前に、修羅場というものすら経験したことがないのですがね。
しかし修羅場とは、恋愛関係のもつれだけとは限らず、激しく戦うのも修羅場と呼ばれますよね。