🐦ボクとても頑張ったんだよ🐦
21日の23時45分頃、長男インコさんが旅立ちました🌈
写真は旅立った後なので、後ろ向きのものを選びました。

長男インコさんは「ケン」といいます。
ケンちゃんです🐦

21日(続き)
23時半過ぎ、寝る前の強制給餌。
半分以上食べたところで、長男インコさんを掴まえていてくれた母が「呼吸が荒くなってきた」と言い出した。
慌てて長男インコさんの鳥カゴの上に下ろしてあげる。
でも鳥カゴに帰りたがるので上の止まり木に乗せてあげた。
羽を広げたりしながらとても苦しそうにしている。
止まり木から落ちる。
それでも上に登りたがるので乗せる。

どんどん呼吸が荒くなり様子もおかしい。
鳥カゴから出して、鳥カゴの上におろしてあげる。
撫でながら必死に声をかけ名前を呼ぶ。
何度も何度も名前を呼ぶ。
長男インコさんが痙攣し始めた。
恐い!!
数秒、痙攣して長男インコさんの動きと呼吸が止まった。
突然のことで感情が追いつかない。

父が喉を詰まらせたんじゃないのかと言う。
私が強制給餌を失敗したのだろうか。
私が死なせたのかもしれない。
1ヶ月も強制給餌を一生懸命に頑張ってきてくれたのに、その長男インコさんを私が窒息死させたのだろうか。
わからない。
でも急変だったのでそうかもしれない。
あんなに側に居ることを願っていたのに、本当に頑張ってきてくれたのに、私が長男インコさんを死なせた。
いくら謝っても取り返しがつかない。
とんでもないことをしてしまった。

長男インコさんを撫でながら何度も何度も謝る。
「助けたくてしてきたことなのに私が死なせてしまったのかもしれない」
「今まで一生懸命に頑張ってきてくれたのにごめんね」
「本当に良く頑張ったね、賢いね、偉かったね」
「私のところに来てくれてありがとう」
「私のところに生まれてきてくれてありがとう、本当に嬉しかったよ」
「もっと側に居たかったね、苦しませてごめんね」
長男インコさんに声をかける。

長男インコさんが旅立って少しして時計を見ると23時50分だった。
旅立ったのは23時45分くらいかもしれない。
しばらく左の手のひらに乗せて何度も優しく撫でてあげた。
ほめたり謝ったりの繰り返し。
他に言葉が出ない。

鳥カゴに敷いていた汚れた白いハンカチを取り出して、その下のチェック柄の布の上にそっとおろしてあげる。
体はまだ温かい。
でも足がピンと硬直して、苦しかったせいか、くちばしが少し開いたまま。

とても辛いけど泣きながら写真を撮る。
「長男インコさん、もう落っこちたりしないからね」
「無理矢理食べなくても大丈夫だからね」
「もうゆっくり眠れるからね」と声をかけながら。

秋に、10月31日に13才にしてあげたかった。
もっと側に居させて欲しかった。
私はそれを自分で奪ってしまった。
私のせいだ。

1ヶ月、強制給餌は上手くいっていた。
なのに何で。
何でこんなことになったの?
助けたいとあんなに願っていたのに、食べさせるのに失敗して長男インコさんの喉を詰まらせてしまった。

強制給餌の前のお散歩中、いつものように長男インコさんを私の指に乗せてカキカキしてあげたり、長男インコさんが父の方に行きたがったので、寝転んでいる父の二の腕にそっと乗せてあげたり。
気持ち良さそうに羽繕いをしたり、ペタンとなって眠ったり。
とても幸せな時間だった。

代用機とはいえスマホが手元にあって、また毎日長男インコさんの写真を撮って、たくさんたくさん撮って、長男インコさん達の記録を残していくはずだった。

どうしてこんなことになってしまったの。
何で許されない失敗なんかしたのよ!
頑張ってくれた長男インコさんに申し訳がない。

ペタンとなることが多くなって、残された時間は少ないのかもしれないと思いはしていた。
誰にも言えなかったから、いつも心のなかで幾度となく「助けて!!」と叫んでいた。
少しずつでも毎日エサを食べてくれていたし、それなりに体力もあって元気そうでいてくれた。
鳥さんは病気を隠すのは知っている。
それでもまだ側に居られると信じていた。
私も長男インコさんも前向きだった。
毎日を頑張っていた。
それなのにどうして…

明日、長男インコさんをみんなの居る霊園に連れて行くことになる。
お別れだ。
そんなの嫌だよ。
12年半ちょっと、ずっと側に居たのに。

卵ちゃんのときから見守って一緒に過ごしてきた。
手乗りだけど長くは乗ってくれない。
捕まえられるのが大嫌いなコで。
カキカキもさせてくれなかった。
.
(続きます)