マスター側のメンテナンスをしたのだから、セットでフロントキャリパーのメンテナンスを実施。

ただ、長年放ったらかしにしていたので、滅茶汚い…


XR250R(ME06)のものを使っていたが、塗装が剥がれ、錆びて表面がザラザラになってます。


そこで、ヤフオクにてXR250(MD30)のものを入手。理由は安かったから。キャリパーのみで2000円くらい。まあ、フロントフォークがMD30用なので、一番無難な選択?

実はXLR250に使われていたキャリパーは、その後いろいろなメーカーのオフロードバイクに採用されています。若干仕様が異なるものもありますが、凡そ以下の通り。

ホンダ:XR250、XR230、XR650L、CRF450F、他
ヤマハ:WR250F、WR250R、WR450F、他
スズキ:DRZ450、250SB、DJEBEL250、他

これだけ多岐にわたって使われているキャリパーなので、消耗品に関して全く心配ない。30年以上前のバイクでこれはありがたい。XR650Lは2024年モデルを販売しているので当面は大丈夫だと思う。

また、バリエーションが豊富と言うことは部品にも同様のことが言える。CRF250Rでは、アルミ軽量ピストンが採用されている(45107-KZ4-J31)
これは、そのまま流用可能。
(純正は45107-KS6-702で樹脂に金属を貼り付けたもの)
ヤマハでWR250/450用にて販売されている5UN-W0057の方がアルミ軽量ピストン2個にシールが付いてお買い得らしい。

ちなみにXLR250(MD16)〜XR250(MD30)には3種類のキャリパーが存在する。
フィン風の溝が切られたMD16のもの。



特に何の模様も無いMD20、MD22のもの。
タンデムステップがスイングアームに付いていたものは茶色、以後は銀色のキャリパーだが、形状は同じと思われる。



MD30用はキャリパーに「NISSIN」の文字が入っている。


MD16用はブラケットを含めて交換だと互換性あり。キャリパーは完全に別物。
MD20、MD22、MD30のキャリパーは単品で互換性あり。

いろいろ書きましたが、今回は単純なオーバーホールのみ実施。


バラして磨いてシールを組み込んだら完成。
このシール、262円。10年以上前のものと思われます。

見た目は随分良くなった。ブレーキタッチの差は、オーバーホール分を差し引いたら、正直それほど差は無いかな?