さて、久しぶりのツーリングを機にメンテナンスを少しずつ始めたが、10年は長かった。


XLR250で良く見る今にも粉を吹いて朽ち果てそうなウィンカースイッチ。

乗っていれば、こんなエンジンのボルトが錆びることは無いんですが...

外装もそうなのですが、直近の問題はスピードメーター。スピードが上がる時は問題ないのですが、速度が下がる時に60キロくらいで針がひっかかる。叩くと0キロに戻るのだけど...
思いきって分解清掃にチャレンジ。

メーターまわりのステーも錆びだらけ。

XLR250のメーターノブ(つまみ)はゴム製でシャフトに接着されている。再使用前提で上手に取り外すか、破壊の2択。純正の交換部品は無い模様。

10万キロ+19952km
針を抜くときは、0キロ時の半円盤の位置を忘れずに。針を戻す時に重要!この位置がずれると正しい速度を表示しなくなる可能性大。
爪楊枝と綿棒を駆使して古いグリスの除去とグリスアップ。

メーターパネルは中性洗剤で洗浄。
日焼けで白っぽくなっているので水性のつや消しクリアーを塗付。ここで使用したのはガンプラなどでおなじみのトップコート。
黒が締まり、グッと見やすくなる。

針も日焼けで白っぽくなっている。こちらは透明の針が裏から塗装されているので、まず削り取り、耐水ペーパーで磨く。そのあと筆で蛍光塗料を塗る。アサヒペンの蛍光塗料を使っているが、これが一番少量だっただけで意味はない。

ケース自体はXR250のものが使えるかも。(未確認) 37610-KBR-008 で3000円くらい。まだ使えそうなので今回は交換しないでコンパウンドで磨いて再利用。

黒い丸2つはゴムの残り。シャフトを貫通している模様。シャフト径は約4.3mm

上が37220-KR3-671というノブ。約500円
下が純正品。長いので、まずは切断。

穴径は大きい方で3.5mmくらいなので、ドリルで拡大。

少し緩かったので接着剤で補強。これで完了。
試運転でメーターが動かず、ドキドキしたがバンバンと叩いてやったら動き始めた。
ポータブルナビで実速度チェック。問題無かったので、そのまま使用。
現在まで不具合はない。