生温い湿度の最中

憂いばかりが降り積もるの


「如何して?」


与えられる声も

与えられる熱も

涸渇するほど微量な訳じゃない


「それでも私は、」


貧弱な渇望

貪欲な切望

目隠ししたまま渡る崖淵

ハンドルをきるのは稚拙な嫉妬


愛してる、と何故伝えられないの。



(期限の切れた片道切符)











夜中の着信


明滅するLED


真っ暗な空の下


紫煙を散らして


金網に凭れ掛った


苦々しい接吻に女々しい痣


酸素を求める吐息が白に染まり夜に融け


触れ合う温度がただひたすらに心地良くて、



(大人になるほど臆病になった)