乙女ゲームの苦手なヒロイン

 

前回は好きな乙女ゲームのヒロインついて書きましたが、今回は苦手なヒロインを紹介したいと思います!好き嫌いは人それぞれなんだけど、この記事はあくまで個人的な感想なので、ご理解頂けたら幸いです!

 

苦手なタイプを簡潔に言えば、受け身系、おばかさん、初心すぎる子、何もせずその場合の雰囲気に流されるタイプ、そして失礼でマナーのない子です。全てのプレイヤーの好みに合わせるのが無理なので、同感している方もいるだろうし、私の意見に反対している方ももちろんいると思います。楽しみの一環として読んで頂けたら嬉しいです(^^)

 

 

VARIABLE BARRICADE:東条ヒバリ

名門・東条の一令嬢で17歳の優等生。父親に選ばれた四人の結婚候補の中から一人を結婚相手に決めなければならないので、結婚しないという選択肢は最初からありません。

 

今までプレイしてきた乙女ゲームの中に、本当に「嫌い」だったと言えるヒロインがこのヒバリでした。苦手なヒロインはあるけど、ヒバリだけが嫌いでしたね。とんでもないレベルの毒舌で、男性陣を泣かせるぐらい、言い方があまりにもキツかったと思います。

 

攻略対象の中には推しキャラは特にいなかったけど、ヒバリの突き放した態度や刺々しい言い方を見ていられなかったんです。それに、ボイス付きだったので、余計に痛々しかったです。強くて主張できるヒロインが大好きなんだけど、このレベルの毒舌と拒絶反応満々な態度がやりすぎなんじゃないかなと正直思いました。

 

オズマフィア:フーカ

シーザーという男に狙われながら、記憶喪失の状態でオズファミリーに発見され、彼らの屋敷でお世話することになります。オズマフィアはゲームとしては結構好きで攻略対象も個性的で面白かったけど、フーカが本作の一つの残念な点だったと思います。フーカは嫌いわけではないけど、極めてバカです。

 

ゲーム内でも頭が悪いとかよく馬鹿にされるし、理解不能な行動が多いので、共感しにくい。能天気でいつもニヤニヤしているけど、記憶喪失という事で常識的に欠けています。例えば、考えなしに失礼をつい言ってしまうし、空気を読めないし、危険な事に考えずに飛び込むし、恋愛に関してはもちろん初心。自分の好みとは正反対すぎるので、全体的に苦手なヒロインでした。でも、この作品には乗り換え√や心外すぎるオスカーワイルド√があるので、このようなお花畑さんじゃないと成立しないでしょうね。

 

 

 

絶対階級学園:藤枝ネリ

失踪した父が残した手紙を頼りに、私立櫂宮学園という小島にある高校に転入する高校2年生。性格は明るくて素直で、人を疑わない優しい子。苦手な理由なんだけど、階級によって性格がコロコロと変わるからです。「石」√では割と優しくて皆を平等に接するけど、「薔薇」になると本当に嫌ないじめっ子になってしまいます。

 

最初の「ミツバチ」クラスのネリーは大丈夫だったけど、学校の階級が変わると性格も急激に変わるというところが苦手でした。薔薇になっても優しいままだったら良かったのに、かなり冷酷になってしまうので、本当に残念だったと思います。ところで、絶対階級学園は色々精神的なダメージを与えられるぐらいダークな作品なので、ふわふわした学園のイラストに騙されないように!

 

 

殺し屋のストロベリー:イチゴ

記憶喪失だけではなく、声まで失っている18歳の可愛い系のヒロイン。声を出せないので、その代わりにスマホで筆談し、コミュニケーションを取っています。性格は一応真面目なんだけど記憶喪失なので、いつもぼーっとしているというか、抜けているような感じでした。

 

嫌いではなかったけど、こういうあまりにも無表情でセリフの少ないヒロインだと、感情移入しづらいと思います。外見は凄く可愛くて最初に見た時には好印象だったけど、周りに流され、行動力も積極性もほぼないタイプなので、好きになれなかったんです。

 

 

シャレードマニアクス:瀬名ヒヨリ

高校2年生で年下の萬城トモセと一緒に下校していたところ、突然何者かに攫われ、異世界へ飛ばされてしまいます。性格は純粋で皆を信じようとする良い子。兄弟が多いので家事が得意で、お世話を焼くタイプです。シャレマニは凄く人気のある作品なので、瀬名が好きな方は結構多いかな。

 

私もシャレマニは割と好きだったけど、瀬名がちょっと苦手でした。その理由は、√によって言動が変わったり、矛盾なことをしたりするからです。根拠もなく皆を信じようとするけど、疑ったり相手の行動を探ったりするので、偽善者みたいだなと思いました。それに、ある√では、本当にナイーブすぎてちょっとイライラしていたんです。周りを思って行動しようとするところは好きだったけど、気持ちや信念をもう少ししっかりと持っていれば良かったと思います。

 

 

DIABOLIK LOVERS:小森ユイ

嶺帝学院高校二年生で17歳。宗教はクリスチャンということで、父親から貰ったロザリオを常に持っており、幼少期から幽霊が見えます。父親が海外転勤のため、知人の逆巻家に居候する事になるけど、その家に住んでいる兄弟全員が吸血鬼です。性格は楽観的で明るい、見た目は可愛い金髪で貧乳。

 

名作のディアボリックラヴァーズなんだけど、PS4とスイッチで発売されたGRAND EDITIONしかやった事がないんです。ユイはまさに定番の周りに流されるばかりの受け身タイプだったという印象を受けました。本作はドSがテーマになっているので仕方ないだろうけど、されるがままのドMの主人公はどうしても好きになれないし、共感もできません。

 

 

薄桜鬼:雪村千鶴

16歳で鬼の持つ特異性により怪我の治りが早い女鬼。蘭方医の父親を探すために京都に訪れるけど、ある事件で新撰組と出会います。男装姿で彼らと同じ屋根の下にお世話することになるけど、女性だと直ぐにバレてしまうことになります。性格は素直で落ち着いている感じ、剣も一応扱えるようです。頑張り屋さんで正義感も強く、他人を放って置けないので、やりたくない事をやってしまいがち。

 

私の好きそうなタイプなんだけど、何もしない受け身系で守られるばかりのヒロインだったので、すごくがっかりしました。剣の腕はあるものの、全然戦わないし、ただ見ているだけって感じ。百花百狼や十三支演義のような強くてかっこいいヒロインを期待していたけど、本当に残念でした

 

薄桜鬼は、昔に発売された名作の乙女ゲームでファンも多いと思うけど、より最近の作品ようにあまり強気なヒロインが滅多にいなかったでしょうね。

 

終わりに

 

やはり振り返ってみると、ヒロインに感情移入したり、共感したりする事できた作品の方が楽しかったです。乙女ゲームは発売されると最初に注目されるのが攻略対象だろうけど、ヒロインの存在も大事なんじゃないかなと、この記事を書きながら分かりました。

 

それに、男女差別など色々注目されているし、性別を理由とした偏見や思い込みなどの不平等が昔より少なくなってきた今、仕事を頑張ったり戦ったりする強気なヒロインや、積極的で言いたいことを言えるヒロインが増えたような気がします。おばかさんや流されるばかりの鈍感なヒロインに共感出来るプレイヤーはあまりいないでしょうし。

 

いかがだったでしょうか?恋愛対象はもちろん重要なんだけど、ヒロインたちのことも大切な存在だと思います!