〜乙女ゲームのイラストレーター:ご紹介とイラストの感想〜
乙女ゲームのイラストレーターをまとめました!全部ではないだろうけど、知っている範囲で調べて、思っていたよりかなり多かったです。詳しくない方もいると思うので、人気な作品の名前とイラストの例も入れておいたので、好きなイラストレーターを見つけられたらいいなと思っています!
私の専門は医学なので芸術世界の関する知識は高くないけど、絵を描いたり美術館へ行ったりするのが好きなので、ゲームのイラストやデザインにはすごく興味があります。絵師によってイラストのスタイルが全然違うし、絵の好みも人それぞれなんだけど、感想も少し書かせて頂きました!
RiRi: ピオフィオーレの晩鐘、ゆのはなspring、バイナリースター、泡沫のユークロニア
一番好きなイラストレーターと言えばRiRiさんです!綺麗なアニメ風のデザインでイケメンキャラが多いイメージかな。ピオフィオーレの晩鐘のダンテの顔面偏差値が高すぎだし(^^)。痛バッグも、ダンテ推しにしていたぐらい大好きなキャラです。ピオフィの男性全員が本当にイケメンですね。
ゆのはなspringのパステルの色彩やふわふわとした雰囲気も凄く可愛くて、キャラのデザインもピオフィのようにイケメンばかりで、RiRiさんのデザインってすごいなと毎回思います。
バイナリースターはちょっと古い作品なんだけど、キラキラとしていて可愛いデザインです。泡沫のユークロニアは2024に発売される予定なんだけど、イラストのスタイルがピオフィと結構似ていますね。
花邑まい: カラーマリス、アムネシア
RiRiさんとちょっと似ている美麗なイラストで、こちらもめっちゃ好きです。服装は確かに一風変わったスタイルで、少年アニメでよく出てくる男性陣のケープのようなジャケットの着方はアレなんだけど、細かいところまで力が入れられている綿密なデザインが特徴的かな。
カラーマリスの猫っぽい目やアムネシアのトランプ風の衣装がかなり気に入っています。それに、主人公が可愛くて、男性の皆の顔も良くてイケメンばかりで、乙女ゲーマーとしては嬉しいことはこれ以上ないんですね!この二つの作品もかなり人気なので、未プレイの方にはぜひおすすめ。ちなみに、私の初めての乙女ゲームがアムネシア、その後プはカラーマリスでしたよ。
さとい: オランピアソワレ、オズマフィア、ニル・アドミラリ、Diabolik Lovers 、天獄ストラグル
さといさんのイラストが凄く人気らしくて、関与している作品はどれも大人気。さといさんが描く美麗なイラストは私も大好きです。オスマフィア、ニルアドとディアラバのデザインは柔らかくてふわっとした線が特徴的なんだけど、最近に発売されたオランピアソワレと天獄ストラグルのデザインや輪郭がもっとはっきりしていて、現代のアニメのようになっているなと思います。どちらのスタイルもとても綺麗だと思うけど、一番好きなデザインを選ぶのだとしたら、ニルアドかな。
めろ: 大正×対称アリス、数乱Digit
対アリしかやったことがないけど、やんわりとしたイラストが作品の童話設定に凄く合っているなと思います。髪の毛や目のシェーディング、落ち着きのある色彩、全体的に柔らかい感じです。数乱Digitは学園ものなんだけど、剣で戦ったりする非現実的な要素もあるので、ある種ファンタジーっぽいですね。色付けのグレーグラデーションとかシェーディングが特徴的だと思います。
カズキヨネ: 殺し屋とストロベリー、薄桜鬼、緋色の欠片、華鬼
殺し屋とストロベリーは現代アニメ風のデザインって感じで、主人公のデザインも可愛いと思います。シンプルすぎでも繊細すぎでもなく、カフェのオシャレな衣装やメイド服がけっこう好きです。メインキャラ以外のデザインは中々独特(特にマツリやラキヤ)なんだけど、珍しい設定の作品だし、全体的に好印象です。
薄桜鬼は全然違う感じなので、同じ絵師だと知った時にはちょっとびっくりしました。薄桜鬼は乙女ゲームの大名作でかなり人気なんだけど、自分には合わなかったかな。歴史にはあまり興味がないのは否定できないけど、キャラのデザインはなんというか、普通すぎて、なんとも言えない感じだと思います。もっと明るくて鮮やかな色の方が好きなので。
もちもち太: 白と黒のアリス
本編のイラスト(左)がとても綺麗で絵のためにこの作品買ったんだけど、続編(右)のトワイライトラインでは全員が童顔になっていて、なぜ変更されたんだろうと違和感を覚えました。このデザインの変化は他のレビューにも書いてあったので、気になったのは私だけではないようです。本編と同じのままで良かったのにね… それはさておき、本編のアリス風のイラストがとても素敵だけど、続編の童顔イラストは微妙だと思います。
悌太: 百花百狼 〜戦国忍法帖〜、シャレードマニアックス、ノルン9、十三支演義 ~偃月三国伝~
百花百狼のデザインが和風の設定にとても合っていて、一言で言えば華麗だと思います。夜に咲いている桜のような色調が本当に美しくて、和風作品の中には一番好きなイラストです。
シャレマニのイラストは全然違うので、同じ絵師だとはまた意外でした。中々シンプルなデザインで色付けはフラット、目の形も現代のアニメとはちょっと違う感じ。個人的に綺麗なアニメ風のデザインの方が好きなので、あまり好きじゃなかったかな。
十三支演義は百花百狼と同じく和風の作品なんだけど、デザインがちょっと違いますね。ディテールがより細かくてシェーディングも強くて、芸術的で綺麗です。
薄葉カゲロー: レンドフルール、ワンド・オブ・フォーチュン、Variable Barricade、ラディアンテイル
ラディアンテイルとレンドフルールのイラストはキラキラしててとても素敵で豪華なんだけど、Variable Barricadeが本当に同じ絵師なのかと思うぐらい違いすぎびっくりしました。ラディアンテイルの華やかな色彩はサーカスの舞台にはぴったりだと思います。レンドフルールは暗くて鬱っぽい作品なんだけど、イラストがとても綿密ですごくゴージャスで、キャラの背も高そうですね。
Variable Barricadeのイラストは欧米のコミックのような感じで、正直に言えば、全然好きではないんです。イケメンだと思ったキャラはいないし、主人公も好みに分かれそうな傲慢なタイプで苦手でした。コミック風や単純なイラストよりも、ラディアンテイルのような美しくて細部まで描き込んでいるイラストの方が好きです。
結賀さとる: 黒蝶ののサイケデリカ、灰鷹のサイケデリカ
あまり見ない独特なデザインで、まるで水彩絵のような感じだと思いました。黒蝶のイラストはとてもカラフルで、美術館に飾れるぐらい素敵だと思います。灰鷹は似ているような水彩絵のような感じなんだけど、色調が黒蝶より暗くてモノトーンが多いです。灰鷹というタイトルだけあって、ゲームの雰囲気を出すためだったんじゃないかなと思います。どちらも美しくて芸術的ですね!
ナガオカ: クロックゼロ
クロックゼロはアムネシアのように綺麗なアニメ風のデザインで、個人的にすごく好きです。派手で明るい色より落ち着いている色が多くて、悲しいストーリーには相応しかったなと思います。乙女ゲームの名作ということで、ぜひプレイしてみて欲しい作品の一つです。
ユウヤ: キューピッドパラサイト、幻奏喫茶アンシャンテ、9 R.I.P.、華ヤカ哉、我ガ一族、天涯ニ舞ウ、粋ナ花
コウヤさんのデザインは少し独特って感じでファンタジー感が強い印象ですね。キューピッドパラサイトはどっちかというと派手な感じで色鮮やかなんだけど、9 R.I.Pは暗い色相で怖い設定にはよく合っていると思います。
幻奏喫茶アンシャンテも渋い色調で紫色がメインっぽくて9 R.I.Pとちょっと似ているかな。キャラが魔族なのでファンタジー感が上手く表現されているなと思います。個人的に可愛くて明るいキュピパラのデザインが一番好きです。格キャラのは自分のテーマカラーもあるところも良かったと思います。
清白かりん: サンドリヨンパリカ、明治活劇ハイカラ流星組
こちらのデザインがすごく美しくて幻想的ですね。サンドリヨンパリカのピンクと紫の色合いが御伽話の世界を上手く表現していて、とても魅力的です。ヒロインが可愛いし、攻略対象もイケメンばかり(笑)。
明治活劇ハイカラ流星組は和風の設定ということで、サンドリヨンパリカとは全く違う世界観なんだけど、暗い色の多い薄桜鬼や百花百狼よりもかなり明るくてカラフルですね。この色鮮やかさがけっこう気に入っています!
中村龍徳: 忍び恋うつつ
忍恋のデザインは目をクラクラさせるぐらい派手派手しいですね。ネオンに近いピンク色が多くて、キャラの目と髪もほとんど不自然な色なんだけど、可愛さ爆発って感じ。ノリの良い軽い物語なので、明るい色調が一番合っているなと思います。主人公の瞳子は小さなハート型だし、全員忍者にしては奇抜な格好や髪型をしているし、色々なところから風変わりですね。全体的に可愛さと萌えを重視するデザインなんだけど、設定や主人公の「能力」を考えると納得が行きます。ふわっとした可愛いデザイン、いいですね!
黒裄: Black Wolves Saga、ピリオドキューブ、月華繚乱ROMANCE
尖りすぎている顎や幼く見える顔が好みとは違うので、このイラストのスタイルはあまり好きではないんです。でも、水彩絵のような色付けはBlack Wolves Sagaとピリオドキューブの暗い設定にはよく合っているとも思います。独特なデザインですね。
ミコ: コードリアライズ、猛獣使いと王子様
この二つの作品には橙色や赤が多くて、暖かい配色が印象的です。青いとかピンク色のよう奇抜な髪と目の色がなくて、ナチュラルな色が多い。服装は昔のイギリス・ヨーロッパって感じでとてもおしゃれだと思います。
私はイギリスに住んでいるので、コードリアライズのロンドン舞台やイギリスの歴史人物などにちょっと親近感を感じました。スチームパンクのデザインも凄く好きです。猛獣使いと王子様の配色も暖かくて、どちらも黄昏の世界って感じだなと思います。
読: 剣が君、終遠のヴィルシュ
剣が君と終遠のヴィルシュの設定や雰囲気はかなりダークで話も真面目なので、この暗くて渋い色調や柔らかい輪郭がその雰囲気をよく出させているなと思います。派手な色はあまりなく、落ち着いている感じでけっこう気に入っています。綿密で美しいデザインが特徴的ですね。
Meiji: 幻想マネージュ
サンドリヨンパリカは忍恋のようにちょっと派手で明るい色彩ですね。ピンクや紫色が多くて不自然な髪と目の色もあり、ファンタジーの世界にはピッタリなんじゃないかな。デザインはそんなに綿密ではないけど、可愛い感じで好きでも嫌いでもないんです。御伽話のような世界観なので、このようなちょっとシンプルでキラキラしているイラストが適切だと思います。
カズアキ: あやかしごはん、Starry Sky、Blackish House
柔くてふわっとしたデザインで、シェーディングも特徴的ですね。黒裄さんとちょっと似ているような気がしていたけど、より明るい感じかな。あやかしごはんのデザインには透明感があって、橙色やベージュが多めで暖かい配色。Blackish Houseは黒や赤、青が多い印象で寒い配色。私のデザインの好みとはちょっとだけ違うんだけど、シェーディングが結構好きだし、悪くはないと思います。特にBlackish Houseのキャラデザイン。
倉花千夏: 7sCarlet、うたのプリンスさま
割と単純なキャラデザインで、色のコントラストがなかなか強くて、現代のアニメとはちょっと違う方式のような気がします。7スカーレットのキャラの目もちょっと怖いというか、常に目を凝らしているように見えるんで、ちょっと苦手なデザインです。うたプリのデザインの方がかっこいいと思うけど、好きだとは言えないかな。
スオイ: DAIROKU: AYAKASHIMORI、結合男子、Paradox Live
Black Wolves Sagaとピリオドキューブと同じ理由であまり好きではないデザインです。尖っている顔や鋭い切り目が特徴的で、乙女ゲームではないにせよ、結合男子の全員は子供に見えるんで正直苦手です。かなり独特なデザインなので、好みに分かれるかもしれないけど、ダイロクはゲームとしては面白そうなので、いつかプレイしてみたいと思っています!
きなみ由希: Glass Heart Princess, 悠久のティアブレイド, クリムゾンクラン
RiRiさんとさといさんのイラストほどではないけど、このイラストのスタイルが結構好きです。美麗なデザインで色彩豊か、特にGlass Heart Princessの鮮やかな色彩が気に入っています。カラフルな髪色もファンタジー世界にはよく合っているし、キャラの目の色と形も綺麗だと思います。クリムゾンクランの色彩は暗いけど、綿密なキャラデザインがとても素敵です。
藤理ト:シンパシーキス、LoverPretend
この二つの作品はカジュアルなラブコメという設定なので、デザインも明るくてシンプリになっているんじゃないかな。細かいデザインより、複雑ではないシンプルなデザインの方がこういう設定に相応しいと思います。可もなく不可もなくって感じかな。
石田スイ:ジャックジャンヌ
ジャックジャンヌはかなり人気な作品のようだけど、意見を正直に言いますね。。。デザインが全然好きではないんです。
客観的に見れば、やんわりとしていてシェーディングもなかなか綺麗なんだけど、目の形やキャラの顔があまり綺麗だとは言えないかな。イケメンだと思うキャラは一人もいないし、女性キャラも可愛いと思いません。キツく言ってしまい、申し訳ありません。
スオウ:バッドアップルウォーズ
オトメイトより発売されたBAD APPLE WARSなんだけど、感想動画や記事、おすすめの乙女ゲームリストなどで見たことがないので、あまり人気ないのかな。イラストはかなり独特で多くのアニメやゲームとは違うので、一応加えておこうと思います。ジャックジャンヌについてキツく言ってしまったけど、このデザインも微妙だと思います。刃物のように尖っている顔、疲れているように見える三白眼の目、フラットな色付け。。。好みとは正反対ということで、苦手なスタイルでした。
羽田浩二: ビルシャナ戦姫
ビルシャナ戦姫は時代ものなので、多くの和風作品と同じくイラストが本当に豪華ですね。着物のデザインから髪のデイテールまで、細かいところまで綺麗に仕上げているなと思います。衣装にはかなり力が入れられているような印象です。主人公が美人だし、男性陣のデザインもかっこいいと思います。
すめらぎ琥珀:Side Kicks!、 BUSTAFELLOWS
Variable Barricadeとちょっと似ている海外・アメリカ風のデザインだなと、初めて見た時にそう感じました。舞台が架空のアメリカの街なので、設定にすごく合っていると思います。コミックxアニメのようなシンプルなイラストで、なかなかユニークですね。推しキャラはいないけど、イラスト自体がかっこいい思うし、アメリカの舞台にもピッタリです。
終わり
いかがだったでしょうか?このような記事を書くのが初めてだったんだけど、とても楽しかったです。乙女ゲームの絵ってプレイヤーにとってはとても大事なところだろうし、お気に入りのイラストレーター、もしくはやってみたい作品を見つけられたらいいなと思っています。私の文句も含めて最後まで読んで頂き、ありがとうございました ♡