2cm | 日常の真ん中で

2cm

先ほども書いたが、まだ興奮が冷めないので、また天皇賞ネタを書きます。


2008年の天皇賞(秋)は、競馬史に残るであろう素晴らしいレースでした。


僕は、競馬を観戦し始めてから、まだ4年目ですがたった4年でこれほどのレースをリアルタイムで見れたことを幸福に思います。


この4年の間でも、素晴らしいと思ったレースは何個かあった。


2005年
ラインクラフトとシーザリオの桜花賞


2006年
ソングオブウインドとドリームパスポートの菊花賞


2007年
ローブデコルテとベッラレイアのオークス


しかし、今日の


2008年
ウオッカとダイワスカーレットの天皇賞(秋)


は、そのどのレースよりも熱くて、見応えがあって、興奮した。


それは、2cmという僅かな差というのもあるが、それだけではなくて、この2頭のこれまでの因縁みたいなものがこのレースを一層素晴らしいものにしたと思う。


毎日王冠で叩き、万全の状態で迎えたウオッカ。


それに対して、大阪杯以来7ヶ月ぶりの実戦となったダイワスカーレット。


このレースでは、勝ったウオッカよりも、負けたダイワスカーレットの強さが分かったレースだった。


7ヶ月ぶりの実戦で、しかも舞台は豪華メンバーが揃った天皇賞。


しかも、レコード決着。


直線では、一度、馬群に沈むかと思われたが、素晴らしい二枚腰で差しかえし、ウオッカと並んでゴール板を駆け抜けた。


結果、2cmの差で敗れはしたが負けてなお強しの内容だった。




この2頭に関しては、これまでどちらの方が強いのか?といった議論が行われといたが、


もう必要ないと思う。


2頭とも同じくらい強い。


それでいいと思う。


2頭とも名馬。


もう、こんな素晴らしいレースは見られないかもしれない。


今まで、名勝負と言えば、グラスワンダーとスペシャルウィークの有馬記念だった。


でも、10年後、20年後には、今日の天皇賞(秋)も同じくらい語り継がれると思う。



永遠のライバル同士の


歴史的名牝たちよ。


歴史に残る名勝負をありがとう。


感動した!


まさか、競馬でこんなに感動するとは思わなかった。


素晴らしいレースをありがとう!






さて…

この後、気になるのがこの2頭の今後。


まずは、ウオッカについて。


ウオッカの次走は、マイルCSかJCが有力。


多分、JCかな。


今年は、それで終わりでしょう。


それで、さらに気になるのが、来年の予定。


もう引退してもいいと思うけど、なんかまだ引退しそうにないですよね。


来年は、多分海外かな。


ドバイDFでリベンジかも。


春から夏にかけては海外を転戦してもらいたいですね。


最終的には、来年のJCで勝って引退ってのがベストかな。



次にダイワスカーレット。


今年は、有馬1戦で終わり。


今の時点で引退って話がないってことは、来年も現役かな。


来年は、是非とも今年出れなかった、ドバイWCに出てほしい。


フェブラリーからドバイWC、さらに海外でもう一戦してくるか、戻ってきて宝塚。


が、個人的希望。


秋は、国内だけなら天皇賞から有馬、海外もありならBCから有馬で引退がいいなぁ。


2頭の直接対決は、多くても、1、2回かな。


2頭とも、ケガしないで無事に引退してね。