ねぇ、どこ行くの?

んー?すぐに戻ってくるからさ

そう言って君は旅立っていってしまったね

君がいない部屋に残ったのはもはや数時間前まで飲んでいたシャンパングラスとやさぐれた私だけ…






ベッドに寝転んだ

香水の匂い

いつもは好きな香りも今は………






もう一度起きあがると女はカーテンを開けた

別に意味は無い

空は見たくなかった

だってそこには君がいるような気がしたから




目を伏せた

蒸し暑い

そういえば寒がりだったな…あの人

そのくせ
寒いから暖かくしてね
だなんて………




考えるのはもうやめよう
虚しくなるだけだ




今夜は何にしようかな?

今日は俺が作るから君はソファーで休んでなよ


そんなこともあったっけ…
もう忘れたつもりだったのに

キッチンに立つと思い出す

君の横顔


エプロンなんて似合ってなかったんだから…




冷蔵庫を開けると昨日の余り物がある

きちんと整理されていてこーゆうとこはちゃんとしてるのに

肝心のコードは壁に伝ってるんだ

笑っちゃうよ
本当に




完璧じゃない男
そんな男に惹かれた一人の女の運命やいかに


物語ならここで終わるんだろうな

でも終わらないよ

ううん、そんな簡単に終わらせない






楽になるなら
この家ごといっそのこと引き払ってしまおうか


その後に戻ってきたって遅いんだからね


今なら間に合うんじゃない?




早く…
早く…………



































待ち受けにしてる仁さんの写真をじーっと見てたら思いついたモノ。




突然の思いつき★




短編小説とも詩とも言い難い感じ。


うーむ。。。
(~_~;)