小説っぽいもの#03
以下の文面は全てフィクションです。バイトから帰ったら家の電気が灯いていた…
夕方、母と話してた“例の件”で父親が、まだ起きているのだろう。
玄関のドアを開けると母がやって来て、父が待っていると告げる。
居間では父が“例の雑誌”を前にケワシイ顔をしていた。
「孝昭が、こんな事に興味があるとはな…」
そこで俺は初めて知った。
その雑誌には『一ノ瀬アニメーション学校』と書かれていた。
「まぁ‥孝昭が自分で決めたのだから応援するぞ!」
俺は焦った。
“アニメーション”なんか興味は無いぞ。
「いや、あの…バイトで金貯めて、自分の力で何とかするから…」
必死である!誰が行ってたまるか!
しかし、父親は意外にも乗り気だ。
「何を言う。若いうちの一年は、年取ってからの十年に匹敵するんだぞ。始めるなら早い方が良いに決まってる!」
おいおい本当に良いのか?
アニメーションだぞ!
「いや‥でも‥」
俺が何か言おうとした時、
「住む所も決めないとな?」
…え?
「そうねぇ。隣街だから、通うには遠いわねぇ。」
母も何故か嬉しそうだ。
あの…まぢっすか?
俺…一人暮らしするの?