研究者になれる大学院とは | 夜半の月

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常ならむ 此の世と言えど あまりにも 想いはただに 夜半の月とは【自作】

徒然なるままに、医療や法律や経済や和歌などや音楽や映画やツーリングやエビアクアリウムについて書いて行こうと想います。研究者の目から見ての大学や受験についても書きます。

ウチは研究者を出している古参学部の大学院は定員60人に対して大学院生はだいたい15~30人程度で研究系や10人未満。高度専門職系と別の講義体系で40くらい開講するので受講者ゼロで閉講する事も有る。そう云う環境なので講義はその分野の教授1に院生1が基本で学部ゼミより濃い内容になってだいたいその分野の、セミプロにはなれるような課題状況でバーナンキの恐慌に関する論文の英文和訳した上での討論を教授とガチにしたりになり、教授から課題を与えられて翌週までに論文や資料調査して解答をレジュメにしたり毎週課題図書を纏めてレジュメで報告して討論するとかになる。その合間に学部生の論文指導やレポート作成支援や資料調査の仕方や文章作成方法や学部の講義支援などを行って自分が教授になった時の為の実績を築いていく。院生時代でも特に修士時代は寝た記憶が無い。修士論文についても母校や母校関連の大学院では修士取得で教授になった師匠が多いのでこんな気楽な感じで研究系の論文は認められ無い。だからこそ自分の研究分野の深淵を覗き事象の真理がどの分野でも覗ける様になる。

で、社会科学系では一部の京大に近い私立と大学院と国公立大学大学院で研究者出せる大学は京大と東大と九大が中心で後は野となれ山となれでマグレでしかなれません。

大学院で如何に筋の良い師匠に就くかが重要で偏差値で選んだら非正規流転研究人生待ったなしです。