小山田いくさんとたがみよしひさ | 夜半の月

夜半の月

常ならむ 此の世と言えど あまりにも 想いはただに 夜半の月とは【自作】

徒然なるままに、医療や法律や経済や和歌などや音楽や映画やツーリングやエビアクアリウムについて書いて行こうと想います。研究者の目から見ての大学や受験についても書きます。


しんどい漫画書いてるからちばあきお氏パターンかな…。
優しさの中に人間成長の入ったすくらっぷぶっくから入りましたが、きまぐれ乗車券や星のローカスの深みが有る作品が好きです。
どちらもシリウスに憧れる主人公が様々な人と出会い肉親の支援を受けながら、自分の孤独で苦しむ原因は全てシリウスに徹しようとする闇から生まれた事を知り、自らアークトゥルスになる事で温かい人生を送れる事に気付く、青春での苦しみと成長と人の繋がりの大切さが描かれた素晴らしい作品でした。
たった一人の寂しい方はどうなったかが心配です。欲を言えば弟をアークトゥルスにする為に自らはシリウスとなってしまった長尾友幸が、祖父江夕子と幸せになった後日談を書いて欲しかったですね…(合掌)密迹と那羅延の加護が有りますように。弟のたがみよしひさ氏の漫画は自分の青春時代を回顧させてくれる素敵な作品が有りますね。そして、悪は悪で存在するのではなく人心の歪みが産む事も教えてくれます。たがみよしひさ氏と小山田いく氏の漫画は宗教での魔や慈悲を考える時に非常に示唆に富み参考になりますよ。魔についてはたがみよしひさ氏の精霊紀行と妖怪戦記は必読です。いずれも開いてはいけない世界を開いたみたいです。