みなさまこんばんは~音譜。
やっと秋らしいお天気になってきましたね!
今週末から連休がスタートします。周りで旅行に行くという声を聞きます。
お天気に恵まれますようにベル。
 

 

二十四節気は 10/8から 寒露 です

七十二候は 初候 49候 鴻雁来る

(こうがん きたる)

 

10/8 月齢27新月

 

 

 

 紫根染めのワークショップ

 

昔の人には、この紫はどんな風に見ていたのだろう

 

紫色というと、今ではたくさんの色の中の一つです。

でも、昔の人にとって紫は、今とは少し違った特別な色だったのかもしれません。

古くから貴重な染料として使われてきた紫根。

先日、その紫根を使って帯揚げを染めるワークショップに参加しました。

実際に紫根を見て、染めることを体験してみると、紫という色の美しさだけでなく、その色をつないできた人たちのことにも思いが向きました。



先日、比佐子つれづれでご一緒しているB様にお誘いいただいて、帯揚げを紫根で

染めるワークショップに行ってきましたラブ。

 


紫根とは、ムラサキという植物の根です。紫色を染める植物です。

このワークショップは大変贅沢なワークショップで、京都の「京絞り寺田」の

寺田さんが、紫根、大きな鍋、帯揚げ、針と糸、ゴム手袋まで、京都からご用意

くださいました。

このワークショップでは、今までもいろいろと染めてきているそうです。

黒文字とか、丁子とか。

でも、紫根は特別です。

まず紫根の説明、そして絞りについて、寺田さんから教えていただきました。
 

↓紫根で染めた色々。

 
絞りの帯揚げ
 
今回は中国の紫根で染めました。日本の紫根は大変高価なので泣。
 

 

日本紫根とは

紫根は、その名の通りムラサキの根のことです。

紫の主な色素は「シコニン」といい、紫色をしています。「シコニン」には殺菌作用があり、生薬として日本薬局方にも収録されています。現在でも抗炎症薬として使われているようです。

『出雲風土記』という古い本の中に、紫根について薬草としての記述があります。
その他、現在も口紅などにも使われているということでした。

根を乾燥させてカラカラになったものを小さく切って、60度のお湯で色を出します。その時には、足で踏んで色を出し切るのだそうです。

実際にカラカラの根を見せてくれましたが、ちょっと匂いがありました。いい匂いではないのですが。
 
↓紫色です。

 
紫根染めは、藍染め、紅花染めと並ぶ日本三大色素の一つです。

紫という色は、「冠位十二階」で最高位の色になっており、古来より貴重な染料として重用されてきました。

平安時代までは、天皇、公家しか着用が許されない禁色でした。

江戸時代になっても、本紫、京紫、江戸紫は庶民には手が届かない高値で、憧れの色でした。

古代から中世まで、色のある衣服を着られたのはごく一部の人だったのだと思いますが、その中で紫という色がどんなふうに見えていたのか、とても興味深いですひらめき電球。

なんて美しいのだろうと、びっくりしたでしょうね。

今の、色があふれている世の中で生活をしている私たちでさえ、この紫を「なんてきれいな色!」と思うのですから。

あまり色がない衣服しか見ていない時代の人は、どんなふうに思ったでしょうか。

紫根で染めた紫は、今でも高貴な雰囲気をたたえています。

日本紫根は育てるのが難しいそうで、島根県雲南市で舟木さんという方が丹精されています。

中谷比佐子先生の『続・きものという農業』(万代宝書房)の中に、舟木さんが紫根を栽培されるいきさつが書かれています。この本には寺田先生のことも書かれています。
ぜひ読んでみてくださいニコニコ。


 
このところの夏の暑さ、今年は長雨など、紫根はただでさえ栽培が難しいのに、大変ご苦労されていらっしゃるそうです。

文化をつないでいくという強い信念を持っていらっしゃる方がいるからこそ、日本の文化が続いてきたのだということを実感します。

大変にありがたいことです。

こういう方がいなければ、いとも簡単に文化は途絶えてしまうものなのですね。
 
 
帯揚げを選んで、糸で絞って、紫根で染めましたドキドキ。
 
上の写真は、染めたあとで水気をとっているところですクラッカー。
きれいですね~合格
 
ワークショップの様子はまた次回へ続きますラブラブ。
 
 
単衣が気持ちのいい気候になりました。のんびりしていると、あっと言う間に
袷の季節になってしまいます。たくさん楽しみたいですね紅葉。
 
日によって、一日のなかでも気温差があります。
どうぞお体に気をつけてお過ごしくださいねウインク。
 
ではでは~バイバイ