二十四節気は7/7から 小暑 です
七十二候は
初候 31候 2026/7/7 温風至る
(あつかぜ いたる)
次候 32候 2026/7/12 蓮始めて開く
(はす はじめてひらく)
もうすぐ蓮の花が咲きますね
月齢は23 下弦の月です
七夕の日にシルク伝道師協会の総会へ参加しました
7月7日の七夕の日、シルク伝道師協会の総会に参加するため、表参道へ
行ってきました。
総会では決算報告が行われた後、中谷先生から七夕にまつわるお話を伺いました。
その後は参加者みんなでお弁当をいただきました。
何人かの方が、あっと言う間にひとりづつのお弁当とお茶をセッティングしてくれました。シルク伝道師協会はみんながこんな風にぱぱっと行動するので、ノロマな私はびっくりします
。彩り豊かに美しく盛り付けられたお弁当は見た目にも華やかで、とてもおいしく、久しぶりにお会いする皆さんとの会話も弾み、楽しいひとときを
過ごしました
。
平日にもかかわらず、きものの方が多かったです![]()
また、日本中あちこちから参加されています。九州や山陰、富山から参加された
理事の方は日帰りされていました
。
みなさまお疲れ様でした
。
日本の七夕と機織りの文化
中谷先生のお話では、日本の七夕は、中国から伝わった七夕伝説と、日本古来の
農耕儀礼や機織りの文化が結びついて生まれたものだと教えていただきました。
「棚機(たなばた)」や「織女(たなばた)」は、どちらも「たなばた」と読みます。
古くは、この日から神様にお供えする「衣」を織り始める風習があり、その前には
七日間髪を洗い、水で身を清めてから機に向かったそうです。
また、七夕は畑作の豊作を願うお祭りでもあり、収穫祈願の意味も込められていました。
やがて「機織りが上手になりますように」という願いは、芸事や学問の上達を願うものへと変わり、中国の「乞巧奠(きっこうでん)」と結び付いて、現在のように笹に
短冊を飾る七夕になったそうです。
笹は古代から神様が宿る依代(よりしろ)と考えられてきた植物で、そのため願い事を書く風習が今も受け継がれているのですね。
また、昭和40年頃までは、機織りが盛んな地域では女性にとって大切な仕事であり、機を織ることができて一人前と考えられていたそうです。
ほんの数十年前まで、織物が日本人の暮らしの中に深く根付いていたことを改めて感じました。
このことを実感として持っている人は少なくなっています。でも、これは日本の少し前の当たり前の生活であることを忘れないようにしたいと思います。
お話の最後には、参加者全員で七夕の歌を歌い、和やかな雰囲気の中で講演が締めくくられました。
湯文字(ゆもじ)体験会
食事の後は、皆さんで「湯文字」の体験会を行いました
。
私はこれまで中谷先生から何度も湯もじの巻き方を教えていただいていたので、
今回は初めて体験される方のお手伝いをしました。
湯文字は、もともと入浴の際に身につけられていたものが始まりとされ、その後、
きものの下に着ける下着として使われるようになったそうです。
当日は見本も用意していただき、参加者の皆さんは先生から直接教わりながら、
一人ひとり真剣な表情で巻き方を学んでいました。
みんな巻く巻く
自主練習中です。
湯文字は女性だけのものと思われがちですが、男性でも着用できます。骨盤をやさしく包み込むことで姿勢が安定します。「気持ちいい」という感想も聞かれました。
一見すると、ただ布を巻くだけのように見えますが、力を入れる位置や締め具合が
少し違うだけで、仕上がりのシルエットは大きく変わります。
私も最初はなかなか上手に巻けず、何度も練習して腕が筋肉痛になった
ことを
思い出しました。
でも、きれいに巻けるとヒップラインが自然に引き上がり、着姿がとても美しくなります。きものは意外と後ろ姿が印象に残るので、この違いはとても大きいと感じています
。
機会がありましたら、ぜひ一度湯文字を体験してみてください。
シルク伝道師協会でも今後ご紹介していく予定ですので、決まりましたらこのブログでご紹介したいと思います
。
蛍を描いた美しい着物
中谷先生とお会いする時は、先生がどんなきものをお召しになっているかをとっても
楽しみにしています![]()
この日の中谷先生のおきものも、とても印象的でした。
きものにはたくさんの蛍が飛んでいます。
以前、先生が新潟県十日町を訪れた際、地元の方に蛍の群生地へ案内していただいたそうです。
一本の木いっぱいに蛍が舞う幻想的な景色に深く感動され、「この景色をきものにしてください」とお願いして誕生したのが、このきものだと教えてくださいました。
なんて素敵なお話![]()
しかし、その後の中越地震でその木は倒れてしまい、現在ではその場所で蛍を見る
ことはできなくなったそうです。
もう見ることのできない美しい風景が、一枚のきものとして残されている――そんな
お話を伺い、きものには思い出や記憶を未来へ受け継ぐ力があるのだと感じました。
自分の心に残る景色を柄として残せるなんて、きものならではの大きな魅力ですね![]()
協会で活躍する皆さん
シルク伝道師協会には、それぞれの得意分野を生かして活動されている方がたくさんいらっしゃいます。
写真は、美しい加賀指ぬきを制作されている方の作品です。指ぬきだけでなく帯留めも制作されており、繊細な色使いと美しい柄は、美しい絹の輝きで、思わず見入ってしまうほどでした。
また、養蚕に取り組まれている方もいらっしゃいます。
現在は「お家で10頭蚕を飼いませんか」というプロジェクトも進められています。
10頭という少ない数なので、初めての方でも比較的取り組みやすいそうです。
特に小学生くらいのお子さんがいるご家庭では、蚕を育て、繭になっていく様子を見守ることで、小さな命や絹ができるまでの過程を学べる貴重な体験になるとのことでした。
養蚕家の方に相談することができるそうなので、安心ですね![]()
さらに、養蚕やシルクについて考えるイベントが渋谷で開催されます。
「これからの日本のウェルビーイングを考える ~なぜ今シルクなのか~」
すごく興味深いです。シルクや、今後の日本での生活に興味のある方は、
ぜひご参加ください
。
私も行きたいと思っています![]()
今回の総会では、七夕の由来や機織りの文化、そして湯文字の役割など、きものや
絹が昔の日本人の暮らしと深く結びついていたことを改めて学ぶことができました。
シルク伝道師協会には、それぞれの得意分野を生かしながら、絹の文化を未来へ
伝えようと活動されている方がたくさんいらっしゃいます。
そのような皆さんと楽しい時間を共にできたことは、とても貴重な経験でした
。
これからも、こうした学びや出会いを、このブログを通して少しずつお伝えしていきたいと思います。
シルク伝道師協会のHPをこちらに貼っておきます。
Instagramはこちらです。
Instagramでは講師がそれぞれの専門分野について発信しています。
ぜひご覧ください。






