みなさま、こんばんは~![]()
12月も半ばを過ぎましたね![]()
二十四節気は 大雪
七十二候 末候 63候 2025/12/17 さけの魚群がる(さけのうお むらがる)
月齢は26.8 20日が新月です。
12/22は冬至です
陰が極まるときですね。一陽来復でこれから陽にむかいます。
冬至にはかぼちゃを食べて、柚子湯につかります
。
また中谷比佐子先生の本からの受け売りですが
、
風水では(中谷先生は風水師でもいらっしゃいます)
丸くて黄色は「金の気」と考えるそうです。
冬至の日がある方位は「水の気」のところです。
五行思想では「水は金を生む」とされていて、水の気が満ちている冬至の日は
お金を呼び込むチャンス
。
丸くて黄色いかぼちゃを食べて、水の気のお風呂に柚子を浮かべて「金」を
呼び込みましょう
。
着物においても冬至に黄色を身につけるという風習がかつて(昭和30年代まで)は
あったそうです。
黄色い長襦袢を着たり、帯揚げ、帯締めを黄色にする、またはかぼちゃ柄、
柚子の絵の帯を締めるなどしていたようです
。
楽しいですね
。もしかしたら、アンティークの着物のお店には
かぼちゃの帯があるかもしれませんね!
お洋服でも黄色いものを身につけるのはいかがでしょうか![]()
↓こちらの本に載っています![]()
さて、本日は黒紋付についてです
黒紋付って?喪服のことね、と思った方もいらっしゃると思います。
でも、喪服ではなく黒い紋が付いた着物なのです
。
黒い帯をすると喪服としても着られるけれど、華やかな帯を結べば結婚式などにも
着ていける着物なのです
。
えっ
そうなの![]()
私が初めて黒紋付きを晴着として着た人を見たのは、2年くらい前の中谷先生の
クリスマスパーティー
でした。
その方は黒紋付に、華やかな光沢のある、ピンク系のグラデーションの帯を合わせて
いらっしゃいました。
帯締めは水引のように変わり結びにされていて、なんて素敵なんだろう![]()
と思いました。
喪服とばかり思っていた黒紋付が、実は黒い紋付きの着物で、
帯次第で喪から晴の場まで着られることを知って、なんだか興奮しました
。
「着物って融通無碍?」、もっとたくさん知らないことを知りたい
と思いました。
着物は約束事が多くて大変、とはよく聞くフレーズですが、本当にそうなのかな?と疑って見てもいいと思います。知らないことで、がんじがらめに考えている
のではないでしょうか![]()
そもそもなぜそうなの?ということを考えてみて、自分で判断できるようになりたいと思います。
黒紋付がちょっとブームになっている気がします
。
こちらはKAPUKIというおしゃれな着物のお店のYouTubeです。
スタイリッシュなお店です。
https://youtu.be/_bBp0rWVr78?si=PP-jq7Ro5xNKcCOz
お店の10周年にスタッフ全員が黒紋付をお召しになったそうです。
それぞれの方の帯の合わせかたを見るのも楽しいです
。
店主の玲子さんは中谷先生の本を読んで、黒紋付を着ようと思われたそうです
。
もう1本、月刊アレコレの細野美也子さんと黒紋付について対談している動画です。
https://youtu.be/AwCVMAIetMg?si=YkegAFli4RHlZ4sx
黒く染めたときの羽二重と縮緬の色の出方の違いなどのお話も参考になります。
ぜひご覧ください
。
先日のシルク伝道師協会のイベント「未来に繋ぐシルクの魅力2025 いのちの環」
では、先生のご提案でスタッフだとということがすぐわかるようにということで、
持っている人は黒紋付を着ましょうということになりました
。
私は探したところ、祖母の黒紋付を発見しました
。
いつつくったものかは全くわからずですが、たとう紙の感じから昭和50年代につくったものでは?と思っています。
これは着られるのだろうか?と広げてみると、お手入れがされているのか、
きれいで問題ない感じ。
羽織って見ると、とっても寸法がピッタリでした。
祖母は明治の人で小さい人でしたが、私は明治くらいの寸法なのですね…。
おばあちゃん、ありがとう![]()
帯は明るいものをして、帯揚げは先日ブログに上げた草木工房で染めた茜の帯揚げをしました。
実は草木工房で染める前からイベントの時に黒紋付に付けようと思っていました。
この時染めたものをイベントの際に展示しますと言われたのですが、着用するのでお許しいただきました。
当日の写真がこれです。
着付けがとってもひどいのですが
、朝早くから、荷物を持って階段を上ったり下りたりして、すっかりくたびれておりますので、目をつむってくださいませ
。
この帯揚げの色は思った通り、黒い着物によく映ったので大変満足です
。
襦袢はウソつきにして、袖は赤い長襦袢をほどいて作りました(全然うまくできなくて、前日までかかったので寝不足になってしまいました)。
そして、黒い着物を着るので袖は赤がいいと思って、
お江戸きもの大市 https://konjyaku-kimono.com/
で長襦袢を購入しました。(なんと3千円
)
結局今回は袖がうまくできなかったのですが
、色はイメージ通りだったので
作り直そうと思います。
来年はウソつきの袖をうまく作れるようになりたいです。研究しよう
。
黒紋付はキリッとしますし、イベントの際には確かに関係者とすぐわかるので、
実際に見てみるとなかなかいい感じでした
。
今後の着物関連のイベントの際に、「関係者は黒紋付で」というのが広がったらいいなぁと思います。
これから新しい流行とまではいかなくても、黒紋付はあらたまった時も着られて
持っているととっても便利!ということが着物好きな人に認知されていくのではないでしょうか
。
来週はクリスマスイブですね~![]()
私はお正月を待っているのですが…
。
忘年会、クリスマスパーティーなど、大忙しの方も多いことと思います。
お体に気をつけて、お過ごしくださいね![]()
ではでは~![]()
(タイトル変更 2025/12/24)

