●これは、むずかしい(?!)ぞ。
加島祥造さんの本、といえば
なんだかちょっと、とっつきにくい、という印象を持っていたのですが、
これはなんだか 趣が違いました。
- 『求めない』 加島祥造/加島 祥造
- ¥1,365
- Amazon.co.jp
タイトルの通り、「求めない」ということが
どんなことなのか、
どんなことがあるのか、
どういう気持ちになるのか、
目の前のことが、どんな風にみえるのか…
そんなことを綴っている内容です。
ちょっと、小さめの手のひらサイズで
1ページずつの言葉は少ないです。詩ともちがうし、なんていうべきかな。
30分もあれば、読めてしまう。
「求めない--」という一節からはじまって
そのあとに、求めないことで、どんなことがあるのか 書いてある。というスタイルです。
ちょっと、自己啓発系なのかな。。いや、気づきというべきか?
たとえば…
「求めない--
すると
きみの目つきが違ってくる
すると、ひとも君を
違った目でみるようになるよ」
とか
「求めない--
すると
ちょっとはずかしくなるよ
あんなクダラナイものを求めていたのか、と」
なんて感じです。
何を、求めないのか?
それは読む人によって、変わって来るんでしょうね…。
チイサナこと、大きな悩み、ちょっとした迷い
そんなことを感じたとき、さっと読んでみると
なんとなく肩のチカラが抜けるんじゃないかな。
今、ロハスとか、シンプルライフとか
そういう考え方が浸透しているので、
こういう“気持ちのデトックス”からも、
自分を見つめ直すきっかけになったら、いいのかな。
そんなことを思った一冊でした。
読めば読むほど、考えてしまう本でもあって、
やっぱり、加島祥造さんの本だな、と思ったりもしたのでした。
とりあえず、余計?とおもう買い物をひとつ ふみとどまってみました。
手持ちも、気持ちも、シンプルに、ね。