●その人、コイビトになるの？
モロッコ、という国は 私にとってほんのちょっぴりですが、近くにある（気がする）国です。
知り合いが、何年かそこで勉強していたから。当時の話をきいていたので、興味をもってページをめくりました。
- たかの てるこ
- モロッコで断食(ラマダーン) 大学卒業を控え 就職までの短い期間を利用して旅した記録です。
モロッコに着いてみると、ちょうどラマダーン（断食）が始まった時期。敬虔な信者は、自分のツバすら飲み込まないほど
食べ物・飲み物を口にしてはいけないのだそう。そうか、厳しいなぁ。食べちゃいけないとは、それはそれで信者として試されているのかしら？という浅い知識しかなかった私ですが、答えはカンタンでした。
ラマダーンは～日の出から日没までです。
…ということは、日がでていないときは食べ放題♪なわけです。
そりゃ、そうだよね。食べなきゃ。いくらなんでも。。
このラマダーンを、著者もやってみようというところから 旅は始まります。
★著者のココロの言葉
昼間、おなかが空いてたまらない→でもたべちゃだめ→でもつらい→のどかわいたよぉ
→でもここで口にしたら、よくしてくれるモロッコの友人達を裏切ってしまうよ→やっぱりガマン
というわけで、とてもがんばる著者がおります。でも、ラマダーン明けにいただくイフタール（スープだそうです）は
しみわたってくるとか。食べ物がある ありがたみがよくわかる、と著者。
そのイフタールを大事な家族、友人と共に食すのが、イスラム流。
そして、日没後にイフタール＆食事→寝る→日の出前に食事→寝る→朝 という生活をするようです。
…素朴な疑問。これって、太らないのかな？
そんな毎日を過ごすなか、ロマンス
がありまして。ええ、お約束と言えばそうなんですけれどね。
これがまた、なかなかじらすんです。もう最後なんて、ねぇ。お相手がね、これまた誠実な…。
ロマンスが始まるあたりから、読むペースは倍速でした