●ふくざつな心境になりました
- 桂 望実 「県庁の星 」
映画をみてきました。
全然期待せずに見に行ったのに、不覚にも涙でてきちゃいました。
周りのお客さんも、ホロリときていたようです。
県庁職員・野村(織田裕二) と 満天堂パート・二宮(柴崎コウ)が主役です。
県庁勤めが誇りの野村が、民間企業との人事交流で スーパーの満天堂へ半年出向。
そこでプライドと戦う面々。官と民の、戦いですね。
初めは頑固に県庁職員を誇りにしていた マニュアル人間・野村が、
だんだんとお客様第一主義の意味を理解していく様が 見物です。
私は書店勤めの経験があり、それこそ"お客様あっての…"と育てられたので
野村の態度を見ていて いい気持ちはしなかったです。
一緒に見に行った友人は 今、まさにお店に立って接客をしているので
二宮の「お客様をきもちよくさせる」という筋の通った発言に 大きくうなずいていました。
話が進むに連れて 次第に 野村の態度が人の心に入っていき
けむたがっていた店のスタッフが、野村を受け入れていく。
そして、お店勤務最終日に満天堂を出るシーン…。
なんだか目が潤んでしまったりしたのでした。
そして…やっぱり、人でしょ。チームでしょ。心でしょ。 と思ったのでした。
他のキャストたちも 存在感ある面々がでています。
接客経験のある方なら、面白く観ることができるとおもいますよ。
オススメ。
それにしても「前向きに検討」ってことば、コワイ。
佐々木蔵之介さん演じる職員は、異動願をだしちゃったりするのかな、と
映画観賞後、話してました(笑