毎度、お久しぶりです

 

私ってご存知の通り、武術を実践しておりまして、同好会も開催しております

 

少数精鋭、とは聴こえはいいですが、かなりの少人数です

 

今回は、消えゆく伝統武術に関して、こんなことしてます、と曝け出そうと思っております

これによって、人を集めよう、などとは思ってはおりません

ただ、そんな活動しているおっさんがいるんだなぁ、くらいで構いませんので、どうぞよろしく

  伝統武術の『伝統』

実践している武術は伝統武術でありまして、要は師匠から弟子に、またその弟子は師匠となり、また弟子に伝承し、教えつなぐものであります

教え伝えていく、と言うのは簡単なようですが、実は糸電話のようなもので、当初あったものは、実は、全く違うものになって伝わっている、と言うことは全く珍しくないのです

 

何百年と伝わり継承するとは、非常に素晴らしく、しかし、かなり難しいものがあります

名を冠するだけなら簡単なはなしですが、それに伴って顕になるのは、実践、体現できるかどうかです

つまり、主体的であり、自己開示、自己実現できる、ということでもあります

 

要は早い話が『やって見せてください』と言われて、少しでもごねたり、迷いがあるなら伝承者としては適ではないのです

というか、そんなの聴く前にやってのけてる、くらいならもう申し分ないでしょう

本質、唯一無二が、あからさまに顕になるわけです

結果、ともいえますが、出たものが結果です

かつ、それが見極める本質ともなります

要は美辞麗句語るよりは、やってみせるのがその人の全てがわかるからです

百聞は一見にしかず、とはよくいったものです

 

即ち、何にも出ないのであれば、それが結果となります

  簡単そうで難しい『伝承』

また、その道というのは、武術に限らずあらゆるものは、自己完結に陥らず、仮説し、検証し、実践し、また仮説する、の連続で、変化し、とどまることがない、いわゆる『功夫(ごんぶー・クンフー)』日本では『工夫』ということが極めて重要です

それなくば、体現や表現などはできません

 

要は、実践・経験なくば体現・表現なし、ということです

 

ここで改めて言いますと、私の実践しているのは、中国武術でありますが、私は日本人で、師匠ももれなく日本人です

伝承とは言いますが、国をも超越しているわけでありまして、これってすごいことなんです

 

伝承することが簡単なようで難しい、とは書きましたが、それに加えて文化や環境、言語も違うとなれば、かなりヨイショが必要です

目的、目標、志、愛やコミュニケーション、それらがなければ、到底できるものではありません

 

師匠から、そのまた師匠のまた師匠の噺を聴き、それを体現し、また学び、楽しむことは大変味わい深く、素晴らしいことです

守護霊っているんだなぁ、と思う時もあります

文化やその当時の歴史なども体感的に感じられます

  なんやかんやゆうてますけど・・・

兎にも角にも、楽しく面白いのであります

これって実は、極意でもあります

楽しくないものって続きませんし、やりません

どうやればいいのか、ではこうしてみるか、少し前と違ったから、こうやってみようか、などということ

楽しむ、とは実はもうすでに、悟りへと入りかけているところであります

なんだってそうでしょ?

 

  だけども・・・

しかし、伝統武術は現代においては消滅危機にあります

簡単な噺、伝承者が少なく、また、そもそも武術というものは現代社会ではなんの役にも立ちません

暴力でいう武術であれば、全くクソの役にも立ちません

 

それでもなんでやるのか?

『楽しい』からです

あっさりしすぎでしょうか?

でもそう言えるものがパッと今でますか?

 

しかしながら、武術や他の伝統と言われるものは、習得に非常に時間がかかります

早くても3年、遅くて死ぬまで

要は、自覚自得しないと、どうしてもものにならないわけでありまして、言葉や、何かを資格を与えたら終わり、ということではないのです

まさに『命を懸ける』ということ、もう一つ言えば『命懸けて楽しめる』ということです

これがなくては、なかなかできるものではありません

 

要は『余裕』がないとできません

焦ってやるものではありませんし、金もないのに出来やしませんし、そもそも身体が悪いとなかなかできるものではありません

 

わかりやすいのが『武士』です

今でいう公務員のようなもので、彼らには時間も金も問題なく、そういったことに費やすことができたわけです

詩やその他の芸事もよくやっていた、と

 

仕事がとんでもなく忙しいなら、そちらの方が大事です

  『道楽』あります?

でありますから『道楽』と銘打っているわけでもあります

ではありますが、やはりなかなか武術やりたい、という方は少なくなってきております

教えている人はそれでも割と多いのですが、なんとも言えません

体系や根拠がはっきりしないとか、やってください、といって表現できるのは・・・なんとも言えないです

系統性かつブランディングってのはとっても大事です

ビジネスだと、それないとなかなか売れないのと同じでもあります。あとその証拠です。

口でそれをいっても何にもならないのです・・・

 

   Mission!『消滅を回避せよ!』

ということで『CULB XINYI』なるものを発動し、開催しました

というか、だいぶ前からやってはいるのですが、各地に散らばる心意を練拳するものを召集、師匠を招聘し、共に交流し、練習し、盛大にあらゆることについてディスカッションしたり、とコミュニケーションの場としても集まっております

私は千葉に現在いますので、先日企画し、目的、目標、各人のニーズを達成し、大変意義深い会となりました

 

ということで、次回のネタとします

 

とりあえず、伝統武術やってて、今こんな感じで、こんなことやってんだなぁ、というのがある程度の人の伝われば、幸いです

少しでもこの素晴らしさが伝われば、ありがたい

活動してます、大きくはないですが、静かに熱くその火は燃えております

 

ではまた次回〜!!

お楽しみに!!