Newキクタンアプリ感想 | 五日坊主 ~英語、中国語学習記録

五日坊主 ~英語、中国語学習記録

三日坊主より、ほんの少しだけ根気があるブログ

中国語学習記録と謳いながら、2012年からは中国語より英語学習の記事が多いです。
2015年に海外転勤(中東)しました!
アラビア語は挑戦するも、断念・・・

もうすぐキクタンアプリTOEIC600が1周します。

去年の12月20日に始めて(StudyPlusで確認できた。なんて便利な・・・)、1日に5日分ずつやって2週間。

さぼらなければ明日にでも終わる。

今日は1周使ってみての感想を書いてみたいと思います。

まず基本機能の説明から。

①1日16単語のセット
②メイン学習で「知っている」か「知らない」かのチェックをする
photo:01


③「知らない」にチェックをしたものだけ例文や派生語等が表示される「詳細学習」で学習
photo:02


④③で学習したものをテスト
photo:05


⑤1日終わり。「知らない」に振り分けたものは復習単語に登録され、数日後に出題される。

これが基本の流れ。

最初は「う~ん?」という感じでしたが、総合的には良アプリだと思うので、悪い先入観を植え付けないように、良い点は後に書きます。

僕も全ての機能を把握しているわけではないですし、アプリは改良されていくと思うので、間違いもあるかもしれませんので、ご容赦下さい。

【悪い点】
○ 自由度のなさ
   前にも書きましたが、基本の使い方では全く自由度がありません。
   途中から始めたいとか、この部分だけ復習したいと思ってもできない。
   ひたすら前からやっていくしかありません。
   ゲームで1面ずつクリアしていく感じです。
   僕はイディオムが苦手なので、そこだけやりたいけど、それができない。
   (単語リストから詳細学習はできる)

○ 例文と意味の詳細画面が見にくい
   画面のデザインの問題だが、表示範囲も文字も小さい。
   旧アプリでこれに相当するのは、単語帳の例文画面だろうが、圧倒的に旧アプリが見やすい。赤いシートもなくなったし。

○ メイン画面では意味は見出し語しかでない。
   要するに1単語につき1つの日本語訳しか表示されない。
   ここで「知っている」に分類すると、他の意味は見ないまま埋もれてしまう。
   シンプルでいいのだが、英語の単語はいくつも意味を持っているものが多いので、ここはどうかな~と思う。

【良い点】
○ 復習機能
   このアプリのキモはこれだと思う。
   要復習の分類も段階がある。
   メイン学習で「知らない」に分類すると、ボックス1に、「知っている」と分類したものはボックス3に入る。
   ボックス1は1日後に復習、その時に「知っている」に分類するとボックス2に格上げ、再度「知らない」とボックス1のままなのでまた翌日復習。
   ボックス2は3日後に復習、「知っている」とボックス3に格上げ、「知らない」とボックス2のまま。
   ボックス3は7日後に復習し、「知っている」とボックス4に入り、晴れて復習から解放。
   この復習サイクルがなかなかいい。
   知っている単語は復習サイクルを長く、相性が悪い単語は頻繁に復習できるので効率がいい。
○ ランダム出題
   メイン学習から、詳細学習、テストに移った時は、単語がランダムに出題される。
   さらに復習の際は、日にちをまたいでシャッフルされ、例えば名詞や形容詞も一緒くたに出題される。
   旧アプリはこの機能がなく、順番で覚えてしまっていたので、これは嬉しい機能。
○ 例文音声
   全ての例文に音声つき。
   旧アプリにはなかった。
   再生も例文のあたりをタップするだけなので、楽ちん。
○ 検索
   これも旧アプリになかった単語検索機能がついている。
   あの単語なんだっけな~と気になった時に検索できて便利。
○ 価格
   旧アプリは最初は1200円、現在でも850円
   新アプリは基本600円、TOEIC版は現在350円セール中。
   収集家としてはありがたい。
○ 催促
   1日学習しないとホーム画面に「勉強しなさい~」と表示される。
   ツボを心得ている。
   びっくりマークも絵文字もないところが微笑ましい。
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○ マーカー
   間違うたびに単語にマーカーが引かれていく。
   黄色、オレンジ、オレンジ塗りつぶしになるので、苦手な単語が分かる。
   オレンジ塗りつぶしになると、「ああこの単語はよっぽど苦手なんだな~」と
  実感できる。
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【その他】
○ ちょっとさぼると復習単語がたまる
   メイン学習の最初のチェックで、「知っている」に分類したものも7日後に復習になるので、5日分ずつ進めると、全部知っていたとしても7日後に80個の復習をしなければならない。
   これが毎日累積していくので、3~4日さぼるとあっという間に復習単語が200とか300になる。結構萎える。
   これは悪い点でも良い点でもなく、基本は毎日1日分ずつやるように設計されているものだということ。


【総合評価】
買い

良い点が圧倒的に多いことから分かるように、僕はこのアプリの評価は高いです。
僕はTOEIC600の単語は、かなりの割合で既知なので、さくさく進んだ。
ただこれがレベルが高いものになると、詳細学習に時間がかかるだろうし、復習単語もたまっていきそうだ。
なので最初から「復習」だった今回と、難易度が高いものを使った感想は全く異なる可能性はある。
それでもさすが「アルク」という感じで、催促やマーカーなどの細々したところが、学習意欲をくすぐってくれる。
語学学習者のツボをよく知ってるよ。

さらに秀逸は復習機能。
学習成果による分類で、1日後、3日後、7日後に自動的に復習がくる(しかも語順ランダムで)ので、学習が非常に楽。

こういう点から僕の評価は「買い」としました。
自由度のなさは、かなり好き嫌いがはっきりしそうなところですけどね。


さて、次はもう1度600を繰り返そうかとも思っているんですが、こっちはスローペースにして、「Super」に行こうかと考えています。

「Super」は旧アプリの「キク英単語★上級」に相当するんですが、上級は僕が英検準1級を合格できた立て役者でもある思い出のアプリです。

もう随分時間が経って、かなり忘れているだろうから、サクサク進められたTOEIC600とは違った感想になるかもしれない。

「Super」やってみて、いい結果がでれば「本物」認定です。←いらんけど