聴読中国語「子供と風」 | 五日坊主 ~英語、中国語学習記録

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中国語学習記録と謳いながら、2012年からは中国語より英語学習の記事が多いです。
2015年に海外転勤(中東)しました!
アラビア語は挑戦するも、断念・・・

この参考書には、HSKの頻出単語で構成される2~3
分ほどの短いストーリーが65編収録されている。

それぞれ2~3分ほどの話なので、辞書に付いている例
文なんかよりはストーリー性があるのだが、基本は単語
を覚えるためのものなので、内容はそれほど大したもの
ではない。


しかし、第27課「子供と風」だけは、ちょっと心に響
く話だった。

簡単にストーリーを書くと

昔々、一人の子供が、幼いころに父母を亡くし、荒野の
小屋に一人で住んでいた。

誰一人彼と遊ぶ者はなく、誰一人彼と話す者さえなく、
唯一の友達は、「風」だった。

この時点でちょっと悲しい。

春、子供は病気になり、床に伏して10数日起きあがる
ことができなかった。

風は子供が病気になったことを知り、ずっと傍について、
道すがら見かけた珍しい話を子供に聞かせた。

そして、子供に「春になったよ」と告げた。

子供は、「春は楽しいよね。外に遊びに行きたいなあ。
この部屋は暗くてちっとも楽しくないよ。」「でも両足
に力が入らないんだ。そうでなかったら、すぐに駆けだ
して行くのに。」と言った。

そして、風に「花は咲いているの?」と尋ねた。

風は「沢山咲いているよ。それに様々な小鳥たちがさえ
ずっているのが聞こえるよ。」と答えた。

子供は小さな声で言った。「僕も小鳥のさえずりを聞き
たいなあ。」

風は子供を慰めて「いい子だね。私が何か方法を考えて
あげよう。」と言い、身を翻して外に出て行った。

そして、しばらくして風は戻ってきた。花の香りと草の
匂い、そして様々な小鳥のさえずりを携えて。


これで終わり。

風が戻ってきた後の子供の描写はない。

単語集の中の一文だし、風と子供の交流の物語というこ
とで読んでおけばいいのだろう。

が、擬人化している「風」は、孤独で病に伏した子供の
願望のよう。
最後の子供の描写がないあたりからも、全体として
孤独な子供の死を暗喩しているようで、何だかやるせない。

リスニングの時はめっちゃ集中して聞いているので、
感情も普段よりも強く移入され、思わず涙ぐみそうに。

考えすぎ??

最近ちょっと感情のコントロールがおかしいもんな。