はな2

碌々斎の長男。明治25年、30歳で不審庵十二代目となる。父碌々斎と同様、守成の立場を守り、大変な時期を乗り切った。献茶、追悼茶事、年忌、記念茶会などを次々と執り行い、また、明治35年に東京出張所を開設。明治39年に家元の建造物が火災に合う。茶道不振の時代背景のため、困難な事業だったが、大正2年、不審庵を復旧。その後も茶事、献茶、追善茶会などを精力的にこなす。昭和12年、75歳で亡くなる。