人口が減少する世の中で、政府与党は、高齢者が増えるから税負担を増やすと言ってます。
これだけなら苦肉も理屈になると思いますが、それが政治家・官僚・役人の数が何時までも減らない前提で苦肉と言い張るようでは、隙だらけで決して苦肉にはなれません。




しかし今、まさに世間で批難轟々されている、岩波書店の来年度新卒採用に関する「コネ採用」。
私にコネはありませんが、この決断こそ、苦肉として評価してます。

企業の新卒採用とは、これまで何十年も「ぐろうばる化」とか「びょーどー」を、まるで記号のように高らかに掲げすぎています。
そんな企業の当たり前の採用態度に限界を認めた岩波の、苦肉の策がこの差別主義だと感じました。

確かにコネは、閉鎖的で差別的でイメージ悪いです。
能力の無い人間が出世する元凶のひとつでもありますから。

とはいえ人事の側から立ってみて、毎年限られた人数しか採用出来ないのに、その何十倍から何千倍と応募してくる人間の能力を確かめなければならないのです。
その結果、企業にとって必要ないどころか、不利益なしかならないと言われる人間が沢山入ってくるのも現実です。

いくら「ぐろうばる」「びょーどー」と叫んだところで、残念ながら20年以上も「フキョー」にもがき苦しみながら、未だ何の解決もされてません。
これらの綺麗事が採用と言い訳の為の甘い汁になってばかりで、まるで不況脱出の鍵になっていない証拠です。
だからその根本、すなわち採用にメスを入れなければならないのは、もはや当たり前でしょう。

岩波はそんなイメージの悪い「コネ」を、あえて全面に出す事で人材を絞り込んでいるのは確かだと思います。
しかも、金のかからない手段で。
荒療治ですが、つまり口で批判すればするだけ、岩波の、会社の為になれない人間は応募するなという術中にはまるだけです。

逆説的に言えば、そう言われて、ならばと必死になってコネを探し当てられたアマノジャクこそが、今の岩波が1番求めてる人材なのかもしれませんよ(間違っても私のせいにしないでネ)。

とにかくこれで、人事課はある程度の負担は減らせるのです。
これできっと(会社にとって)優秀な人材が見つけられると踏み切ったのでしょう。

それだけ出版業界の、リアルに深刻な空気が伝わります。

世の中、平等でないことは問題ですが、本当の問題はそんな差別に真っ向から立ち向かうこと以上に、これを手玉に取れるだけの度胸の太さと思慮深さと我慢強さと行動力にあるわけですから。

とはいえ、これに会社の命運をかけてる岩波のほうが、1番荷が重たいのは火を見るより明らかです。
岩波こそ、差別を手玉に取らなければならない立場なのです。

ちなみにこれが出来た偉人の代表が、徳川家康です。

コネ採用は、いわば会社生き残りのための「ひとつの仮説」です。
それを、知識豊かで綺麗に批判するカオナシやナナシのことなど無視して、我が道を歩んでもらいたいものです。
成功するしかないのですから…。





岩波だけでなく、どのリーダーも頑張ってプチ家康になってください。
そのために家康と、そんな彼が「我が父」と大絶賛した信玄を褒めたたえるスキルアップリーダーズのテキスト、『甲陽軍鑑』を熟読して参考することをオススメしまーす!