何為普遍価値観

 

 「普遍的な価値観」って、面白い表現ですね。それに「共通の利益」が足されると、更に「面白く」なります。

 

 その言葉を聞くたびに、なぜか理髪店で理髪師によく聞かれる「髪型はどうなさいますか、「普通」でよろしいでしょうか。」を思い出されます。頭は一つですが、いろんな理髪店の「普通」の髪型を体験させられました。

 

 その「普通」の多様性に戸惑いながら、また、理容師と私の「共通の利益」はなんだろうと考えもせず、これからも様々な「普通」の髪型を楽しんでいきたいと思っていながら……

 

 そのうち、その戸惑いもなくなるに違いありません。

 

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 10年前に書いたものがFBの「思い出」に出て来た。

 

 「美容師はやりたい職業の一つである。

 

 あのドキドキ感、ワクワク感は、髪を切られる人しか分からない。

 

 どんな髪型になるのか終わらないと分からないし、理髪師の「普通」がそれぞれ違うので、その「普通」になるようになるしかない。

 

 客が安心して任せられる理髪師、また、「どこか痒いところがありますか」と聞かず、痒いところに手が届くような理髪師になりたい。

 

 散髪鋏のあの心地よい音をいつまでも聞きたいのも理由の一つである。」

 

 心地よく散髪鋏音のせし時を楽しむ髪の供養か

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『外人一首千番謎』

 

高々と普遍的な価値観を叫ぶを眺む獄にいる主

 

肌色も千差万別白黒の間に光るグレーも美し

 

「民主主義」民は主になるためし無し戦火を煽る主は義も無し

 

普通より差異は共通お互ひの違ひを認め許し合ひつつ

 

「いいですね」良し悪し知らず謎のまま会議に臨む外人の吾

 

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剪不断

理还乱

是离愁

别有一番滋味在心头。

 

宋词新解

  “剪不断”是因为剪刀不快,还是因为本来想剪的就是不可剪的物件,就像那堵玻璃墙,本来就不是撞的对象。

“理还乱”

  总跟剪子有缘