最近よく考えることがあります。
一体、何をもって「ちゃんと暮らす」というのでしょうか。
何かをどれだけ成し遂げたかでも、どれだけお金を稼いだかでもなくて、一日の終わりに自分の心の中に少しでも安心感があるかどうか。私はそこが大切なのかなと思います。
私が思う健康は、ただ病気をしていないということだけではありません。
朝目覚めた時に、新しい一日を迎えることを嫌だと思わないこと。疲れた時にはちゃんと休んで、それを悪いことだと思わないこと。
そして週末には、少し外へ出て小さなことをする気持ちがあること。例えば、誰かの助けが必要な場所へ行って少し過ごしたり、書類の整理をしたり、そこで働いている方と何気ない会話を交わしたり。
「自分を必要としてくれる場所がある」という感覚は、心をゆっくり満たしてくれるものだと思います。
幸せというものは、もっと具体的なものかもしれません。
帰り道に少し寄り道をして、ケーキ屋さんでフルーツタルトや小さなチョコレートを買うこと。ひと口食べた瞬間、甘さが口の中に広がって、日々の細かな疲れや悩みが少しだけ溶けていくような感覚。
道で誰かが犬の散歩をしているのを見かけることもそうです。大きな犬がゆっくり尻尾を振りながら歩いている姿を見るだけで、私は犬を飼ったことはないけれど、「生きているっていいな」と感じます。
最近は「烏」という曲を繰り返し聴いています。軽やかなリズムがまるで夕暮れの風のようで、聴いているうちに、いつの間にか歩く速度までゆっくりになっている気がします。
もちろん、人生が毎日晴れの日ばかりではないことも分かっています。
迷うこともあるし、先延ばしにしてしまうこともあるし、誰かに最初の一言をどうかければいいのか分からない時もあります。
でも、そんな時にいつも「目標は健康と幸せ」と自分に言い聞かせると、少し心が軽くなります。
完璧である必要はないし、誰かに勝つ必要もない。
昨日より一回多く笑えたこと、自分の呼吸に一度でも気づけたこと、それだけで十分なのだと思います。
だから今日も、そんなふうに過ごしたいです。
好きなものを食べて、会いたい人に会って、心地よい音楽を聴く。
あなたがどんな人であっても、今何かに頑張っている途中でも、どうか少しだけ自分のための時間を残してください。
