相変わらずパタパタ MAY です。
5月に逝去したとっつぁん(父)にまつわる この半年間の出来事を
忘れないうちにと思って 書いています。
■■⑥ ボンベちゃん。
さて。
2週間が過ぎ (⑤ 吸うなら酸素。) とっつぁんは晴れて退院となった。
「退院は午後」と伝えてあったのに、朝から準備をして待っていたとっつぁん。
「おそいっ!」と。超~不機嫌。 …駄々っ子とっつぁんは手がかかる。
酸素メーカーさんに家まで同行してもらい、在宅酸素をとりつけていただいた。
酸素の機械は灯油ファンヒーターほどの大きさ。
直径1cm、長さ10mのチューブを差込み、その先に、直径5㎜のチューブをつなぐ。
それを両耳にひっかけ、鼻の穴にチューブの先を入れて、酸素を吸う。
肺の機能が低下したとっつぁんは、24時間、機械から、酸素を補給する。
酸素が鼻から入っている という実感は 特にない。
鼻にチューブをしたまま、1階から2階、トイレにも入れるようになっている。
外出時は、携帯酸素ボンベに付け替え、ボンベを持ち歩く。
スキューバダイビングのと同じ、消火器が少し長くなって色が黒い物である。
そんなこんなで。めんどくさい状況になった。が、とっつぁんはすぐに慣れた。
おぉ~♪
鼻から酸素を吸いながら、タバコを吸うことにも慣れた。
お…。おぉ…。
車の運転は心配なので、あんまりしてほしくなかった。
だが。
行動派のとっつぁんは 誰にも止められない。
ボンベちゃんを助手席に座らせ、あっちこっちに出没する。
ただし。 外出先では、酸素のチューブを鼻に入れなかった。
そう。
外出時のボンベちゃんは、助手席に座っておともするだけ。
とりあえず 同伴してる けど、何の役にも立っていなかったのである。
つづく ■⑦ お葬式の問題。
美味しい空気にありがとう。 びすた~り、びすた~り。