俗にいう「ワンオペ」。

 

ワンオペが物理的につらいな、と思うのは

体力不足で、外に連れ出したり、じっくりと向き合ってあげられない時や

病院に連れていくときや

行事や予定が重なった時や

遠出をするときの往復の運転。

そして経済的な不安。

 

その他の大半は、実は、悲しいことに

私にとっては今までより今のワンオペ状態の方が楽なのかもしれない。

 

子育ては本当に悩みが尽きなくて

その悩みは時に自分の根幹を揺るがすくらい深く

生きている価値がないと思うほどつらいこともある。

 

母親とはどうあるべきか

子供にどう接するべきか

生まれた瞬間から、「理想とすべき姿」の情報があふれ

それと自分を常に無意識のうちに比べ

あらゆる第三者からいやおうなしに比較され

母親としてだめだな、、失格だな、、といくら思っても

逃げ出すことも一時停止もできない。

 

自分の子供と他の子、子どもはそれぞれ違うということを肌で感じ、

同じ対応をとったとしても一人一人反応は違うことに

戸惑いを感じながらも

正解も解決策もわからないまま、次の対応がせまられる。

試行錯誤の繰り返し。

 

子供が生まれたその瞬間から、自分の命よりも大切なものができ

一番大切にしたい、一番幸せにしたいその存在を

うまく守れないどころか

時に、逆に悪影響を与えたり、傷つけてしまうことの恐怖や罪悪感は

とても深いものがあります。

 

最近思うのは、シンプルに「大切だよ、愛してるよ」っていう

ことを全身全霊で伝え続けるだけじゃだめなの・・・?

ということ。

結局それが母であることのすべてな気がして。。

 

そんな気持ちをわかちあえるパートナーだったらよいけれど

そうでない場合、精神的な追い打ちをかけられてしまうので

多分文字通り、居場所がなくなってしまうと思う。

 

子供のあらゆるマイナスな言動はすべて母親のせい。

生まれながらの障害は、母親の今までの食生活のせい。

風邪をひくのは、普段の食事が栄養不足。

生まれながらの病気を治せないのは、母親の努力不足。

そう言われ続けてきたときは本当につらかった。

 

今も、弱視が治らないのは私の努力不足で

不登校や、様々問題が生じているのは

私が仕事をしていて、ずっとそばにいてあげられないせいだと言われている。

本当にそうだったとして、、

仕事をやめたら生きていけないわけで。。

どうしたらよいのか途方にくれてしまう。

 

だから、そういう意味では今の方が、ワンオペで楽だとは思う。

 

でも、私にとっては楽でも

子供にとっては楽ではなく、つらいのかもしれないことが

そこに重い影を落とす。

 

お父さんがいないこと

お父さんが変わったこと

今までも十分つらい思いをさせてきてしまった。。

 

その時々で、ベストだと思った選択肢は

ただの私のわがままだったのかな、と後悔がよぎることもあるけれど

今考えても答えがわからないし、過去は変えられない。

 

その過去を抱えて、今、どうすることが一番良いのか

きっと答えは3人それぞれにとっても違うだろうし、、

答えがあったとしてもその選択を取れるかどうかもわからないし

その悩みは今もつきません。

 

といっても、普段は悩んでばかりいるわけではないし

単純に、子供たちといられる何気ない日常にとても幸せを感じているのですが。。

 

マグマのようなもので

ふとしたきっかけで、その悩みが噴出し、大地を覆ってしまう。

 

私が笑ったら、子供たちも笑ってくれるのかな。

ママばっかり楽しい気持ちになって、って言われないかな?

 

最近気がついたのは、楽をすること、笑っていること

に無意識に罪悪感を感じていたということ。

歯を食いしばって人一倍我慢し、努力し、そしてそれを見せないような「笑顔」でいる

ことこそが素晴らしいのだという価値観が

無意識のうちに植えつけられていたということ。

苦しんでいなくちゃいけない気がしていた。

「幸せ」にも無意識に罪悪感があった。

 

でも、息子に言われた。

「ママにもっと笑っていてほしい。

ママが大変そうでつらそうなのが、つらい」

と。

 

だから、少しずつその罪悪感を解き放って

笑っていよう、幸せでいよう、と思った。

 

何があっても、どんな状況でも

一番大切なもの、守りたいものは、これから一生変わることはない。

今軸にできるのはそれしかなくて、、

今日も今日とて、うまく対応できない自分の未熟さに自己嫌悪に陥るけど

マイナスな感情にとらわれ過ぎずに

ささやかな幸せをちゃんと見て生きていきたい。

 

生まれてきてくれたこと

一緒にいられること

それだけですごく幸せなのだから。

それをもっと全身全霊で伝えていたい・・。

 

先日、姉夫婦に誘われて出かけた先で見た睡蓮の花

(いつも連れ出してくれることにとても感謝・・

姉夫婦がいるから、頑張って遠出できています。)

泥の沼の中から美しく咲く睡蓮。

なんだかとても感動してしまった。

 

子供たちは圧倒的に花より団子(ごはんと公園!)でした。