無心にする手仕事が時に心を落ち着けてくれる。
 
先日の”甘栗”はすぐに美味しいけど
”塩らっきょう”は10日後に美味しい。
 
見た目がうっとりする程きれいなのは漬けたすぐ後。
 
発熱して登園できず、でも元気はつらつのボーイと一緒に
1kgのらっきょうを、ひたすら皮を剥いて作りました。
ささやかな幸せ。
 
 
すぐ美味しい♪のは紫蘇ジュース。
作ったその日に飲めるから。
紫蘇の葉を茎から外すのは、子どもたちが手分けしてやってくれました。
楽ちんになったなぁ。
 
 
去年も一昨年も、こんなことをする余裕は全くなかった。
気がつけば、らっきょうも紫蘇も、すぐにスーパーから見えなくなった。
 
忙しすぎる時には、日常に手間をかける時間を持つことが夢だったから
今の状況に感謝し、ちゃんと味わいたいと思いつつつ
厳禁なもので、ほのかに焦りはいつも同居。
 
でも、実は本当にすごく贅沢な時間だと思う。

 

ラッキョウだって、紫蘇ジュースだって

なくても、日常生活には何の支障もない。

 

でも、無心になれる作業は楽しいものだし

出来上がったときの達成感は確実にある。

 

はっとするくらい鮮やかな色や

ほのかな香り、葉をもぐときの音、

ざらざらとした指の感覚

口に含んだ時のじゅわっと広がる旨味、

五感に、エネルギーもたくさんもらえる。


とはいいつつ、なかなか腰が重くて

材料を手に入れてから作業に取り掛かるまでには時間がかかるのだけど、、。

 

こういう時間が確実に癒してくれる、心の場所があると思うのです。