
手塚治虫のブッダ展
http://www.budda-tezuka.com/
手塚先生は漫画の父いや神とも言える人。
今回はその生原稿と一緒に
作品背景になぞった仏像が一緒に展示されています。

ブッダは感動する漫画ですが、
本来の仏教とは違う、
手塚治虫独自の解釈であると聞いています。

成る程そういわれれば台詞のあちこちに
『火の鳥』を匂わせる輪廻転生の言葉が描かれています。

手塚治虫なりに仏教を紐解き
独自に導き出した真理なのではないでしょうか?

これが『コミックCOM』で発表され、
その後『コミックCOM』で
手塚治虫のライフワークとされた
『火の鳥』が発表されたのは偶然ではないでしょう。

またブッダでは、
シッダルタ王子が生まれて死ぬまでを描いていますが、
特に王子として恵まれた環境を捨て、煩悩や苦悩を乗り越え悟りを開くまでは、
私達と同じように痛みや苦しみを抱えた生身の人間を描いていますので、
ブッダに共感できるのでしょう。
これはやはり天才手塚治虫ならではの描写力でしょう。
最初から悟っている人が垂れるお説教等誰も共感できませんよね。
「共感、共感、共感してくださ~~~い♪」
みちゃこになってしまいました。
<補足>
ブッダ展はもうちょっと生原稿の展示数が多いと良かったかな?
でも流石にきちんとかんりされていて色褪せの少ない原稿でした。
今回見てきたレンブラント・写楽・ブッダは全部漫画の表現方法に参考になりました。
レンブラントのカケアミの様な線だけで質感を出す方法。
写楽のディフォルメ。
手塚治虫は意外とスクリーントーンを多用していないんです。
影や背景の線も全部手書き、洋服の模様くらいです。
それが独自の暖かい画面を作り出している要因の様な気がします。
特に構図にはかなり悩んだようで切り貼りしてホワイトをかけた後が沢山観られました。
これは単行本では絶対に判らない事です。
帰り道
手塚治虫の漫画に描いてあったような
草花がありました。

