さて春節休みの1月26日、二日酔いの頭でなんとか飛行機に乗り、昆明経由でやってきましたシーサンパンナ(西双版納)。シーサンパンナは雲南省の南西部、ミャンマー・ラオスと国境を接しています。本当は、陸路でラオスに渡る計画を立てていました。
だけど、シーサンパンナに着いてみて、なんだかほとんどシーサンパンナを見ずにひたすら移動してラオスに行くのも、移動時間ばかりかかってもったいないなぁと思い直しました。乗り換えの連続で疲れるし。
そこでさっそく方針転換し、外国人旅行客が多い曼聴路付近のカフェに行って、トレッキングツアーを探すことに。こういう臨機応変さはひとり旅のいいところです。
バンナカフェで聞いてみたらちょうど明日出発するツアーがあるとのこと。3日半かけて合計40kmくらいを歩き、ハニ(哈尼)族、プーラン族(布朗族)の村を訪ねるものです。3日半はちょっと長いなーと思ったけど、こんな機会ももうきっとないだろうし、思い切って行くことにしました。ちなみに価格は1000元。
バンナカフェ: +86-691-6635351 曼聴路1号
ガイドはタイ族の男の子。一緒に行くのは60歳前後のフランス人カップル2名。
景洪(シーサンパンナ中心のまち)から、公共バスを乗り継いでトレッキングのスタート地、西定へ。ツアーといってもチャーター車があるわけでもなく、すべて公共交通機関と徒歩の、手作り感満点のツアーなのです。
3日かけて、以下のルートを歩きました。1日約15km、だいたい朝10時頃出発して、4時か5時頃、宿泊する村に到着する感じです。
西定→壩丙(ハニ)→龍鳳(プーラン)/昼食→章郎(プーラン)/宿泊→曼wa(人偏に瓦)/昼食・宿泊→??(村の名前忘れた・・)/昼食→巴達/宿泊
ちなみに、食事も宿泊もすべて少数民族の普通のお宅!こんなに歩いたのは初めてでとっても疲れたし、トイレはほとんど青空トイレ、3泊のうち1回しかシャワーも浴びられないという、私にとってはなかなかハードなトレッキングでしたがその価値あり!!ほんとうにほんとうに普通の日常の少数民族の生活が垣間見れました。
彼らは、ほんとうに暖かく私たちを迎えてくれました。トレッキングスタート地点の西定で予定していた食堂が閉まっていて昼食がとれず、途中で通りかかったおばさん宅で飛び込みでお昼ご飯をごちそうになったり・・・
ほんとうにのんびりした時間の中で、きれいな景色を見て、満天の星空を見て、おいしいものを食べて。。こういう生き方もあるんだよなぁ、って考えました。
もちろん、こんな生き方はいいところばかりではありません。お肉だって1ヶ月に1回しか食べられなかったりするし、乾季は新鮮なお野菜が食べられないこともあるし、山中の段々畑での畑仕事はきっとすごく大変です。きれいな服も着られないし、奥さんは畑仕事をして帰ってきて、家畜の世話をして、お掃除して洗濯して、お料理して本当に大忙し。
きっと彼らも便利な世の中を求めるのです。だけど、便利な世の中から来た私たちは彼らの生活をどこか羨むのです。とはいえ、じゃぁ、あなたは毎日あの生活をできるのか?と言われると、うーん。。。
ところでおもしろいと思ったのは、彼らの生活と私たちの生活では、時間の使い方が違うこと。例えば、彼らは囲炉裏が一つしかないので、料理にとても時間がかかります。まず、ごはんを炊いて、おかずを1つ炒めて、2つ炒めて、3つ炒めて、スープを作って。。。いくつものコンロと炊飯器と電子レンジを駆使する現代の料理法とは比べものになりません。とてもシンプルな料理ですが、準備を始めて食べるまでに1,2時間は優にかかります。
それにひきかえ、身支度はとても簡単です。私は東京では身支度に1時間以上かけてました。北京でも1時間くらいはかけてます。でも、山の中では顔を洗って歯を磨いて、髪をまとめるだけ。10分で終わります。お化粧したってしょうがないし、水が貴重な山中では化粧落としも大変だし、すっぴんです。
つまり、現代人は忙しい忙しいといいながら、けっこういろんなところにムダ(というのは言いすぎですが)な時間をつかってるんだなぁ、と。時間がないとタクシーに乗りながら、運動のためとジム通いに数時間かけたり、料理する暇がないといいながら、身支度に1時間以上かけたり。。
まぁ、化粧は現代社会人女性としてはムダとは言いがたく、環境が違えば必要なことも違ってくるのだとは思いますが・・・
もう一つ考えたのは、観光と商業化について。
これまでいったことのある交通の便利な気軽に行ける少数民族村だと、観光客用のパフォーマンスとか、お土産攻撃とか、子供が「マニー、マニー!」って言ってきたりとか、けっこう「うーん。。。」ってことも多いのですが、今回はほんとうに素朴な人々に出会えて感激!!
だけど、少数民族村が観光化されていくのは、私たち観光客のせいなんですよね。当然のことですが。自分は観光しに行きたいけど、観光化されているのはイヤだというのはわれわれのエゴなんですよねぇ・・・ 商業化していく彼らのことは責められない。。
とりとめもないけれど、そんなことたちを考えた旅でした。歩くのはすごく疲れたけど、ほんとうにほんとうに楽しく、また貴重な旅でした。
これも優秀なガイド、Samくんのおかげです。シーサンパンナでトレッキングするなら彼がほんとうにおすすめ!ふだんは通訳の仕事をしていて、いつでもガイドできるわけではないようですが、バンナカフェやメコンカフェでSamくんをお願いします!といえば、紹介してもらえるはず。
Samくんは、ガイド経験が豊富で、英語と、普通語と、景洪語(シーサンパンナの方言)と、タイ族語と、タイ語と、ラオス語ができて、陽気で、冗談好きで、でもとても責任感があって、プロ意識の高い、すてきなガイドさんです!
★ 旅行の写真: http://picasaweb.google.co.jp/xiazixiazi/TripToXishuangbanna
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