またまた、雲南旅行記のつづきです。


虎跳峡観光を終え、シャングリラを目指して出発した私たち。一番いい道を通っても所要5時間なのですが、私たちは、シャングリラの途中にある白水台にも寄ろうとしたため、舗装されていない悪路へ。


行けども行けども白水台にすらたどり着けず、虎跳峡ハイキングの疲れもあいまって、車の中にはおもーい空気が・・・ きっとだれもがシャングリラ行きを後悔し始めていたでしょう。


出発から2,3時間たったころ、やっと白水台のふもとにたどり着きました。でもその頃にはもう疲れきっていたし、今にも暗くなりそうだったし、観光をしていたら何時にシャングリラに着けるかわからない!ってことで白水台観光は断念。


あまりにお腹が空いたので、白水台の近くのくらーいレストランで軽い夕食をかけ込み、シャングリラに向けて再出発。日が暮れて夜道はどんどん暗さを増します。さらに大雨まで降り出して最悪のドライブに・・・


お調子者のドライバーが「この道は盗賊が出るんだよ。お金だけじゃなくて、女の子がいたら、襲ってくるよ。」などと、ちっともシャレにならない冗談を言います。そんなとき、真っ暗な路上に人影が・・・車内の緊張感が増しました。


結局、路上の人影は付近の村人かなんかだったようで、何ごとも起きませんでしたけどね。


さらにその後、ギアがきゅるきゅると不吉な音を立て始めました。こんなところで車が故障したら間違いなく今夜中にはシャングリラに着けません。この狭い車の中で6人で寝るのかしら?という不安が頭をよぎります。普段はお調子者のドライバーもちょっと緊張気味にスピードを落として運転を続けます。なんとか暗い夜道を走り続け、とうとう夜中の11:00頃シャングリラに到着。さらにそこからホテル探しでもひと悶着あり、チェックインできたのは11:30。ほんとうに疲れたドライブでした・・・


こうして書くと、何もいいことがなかったようですが、道中の景色はまさに桃源郷。ほんとうに素晴らしかったです。道路沿いの崖下に広がる壮大な渓谷は息を呑むような美しさ。山中に入れば目の前に緑の棚田が広がり、道路わきには石楠花の花が咲き乱れていました。さらに山奥では濛々とした霧の中にぽつりぽつりと少数民族の集落が隠れるようにあります。


昆明とか麗江だけ見て、雲南もまぁ普通の観光地だな、って感じてましたが、今回のドライブを通じて、「これが雲南のほんとのすばらしさか!!」って思いました。やっぱ、時間をかけて郊外の自然を楽しまないとだめですねー。まぁ、個人の興味によると思いますが、私はやはり街の観光よりも、自然の風景が好きなんだと思います。


翌日は、シャングリラ観光。といっても時間がなくて、松賛林寺(小ポタラ宮)と古城だけ。松賛林寺はポタラ宮に比べたら迫力にかけるけど、あんまり観光地っぽくなくて素朴な感じが私は好きでした。ブータンでガイドさんから教わったチベット仏教のわずかな知識をもとに、壁画などを見てみるとけっこう面白かったです。やっぱり、文化的なものを楽しむには前提知識があった方がいいですね。何も知らなければただの極彩色の絵だけど、意味を知って見てみるとまた違った楽しみがあります。


シャングリラ古城はほんとにちょっとしか見てないけど、まぁ普通。麗江古城よりは静かで落ち着いてるかな。


今回のシャングリラ強行軍、シャングリラの滞在時間は半日程度。往復の移動時間は15時間くらい・・・とっても疲れたけど道中の景色の素晴らしさはピカイチ。やっぱり行ってよかった!!今度はもっとゆっくり来たいなぁ。シャングリラだけであと1日か2日は必要かな。


★旅行の写真: http://picasaweb.google.co.jp/xiazixiazi/TripToYunnan  ★