先日の雲南旅行記のつづき。
この日は麗江とシャングリラの間にある虎跳峡へ一日ツアー。車代・入場料等込みで一人260元(約3900円)。同じ客桟に泊まる5人で出発。
今回のツアーメンバーは個性派ぞろいでなかなか興味深い。
初日から一緒だった客家人の女の子、27歳?、思ったことをなんでも口にするので、時々辛口、そこが面白い。
昨日合流した天津在住の内蒙古人の女の子、24歳、ちゃきちゃきOL、お酒も夜遊びも大好き。
今日合流した上海人の女の子、24歳、日系化粧品メーカー勤務、私が中国人に聞いていた上海人のイメージそのまま・・・
同じく今日合流した北京在住の湖北人の男の子、24歳、某有名外資勤務、寡黙で賢そう。
そして、シャングリラ人のドライバー兼ガイド、23歳、超おしゃべりでおもろい。
いやー、それにしてもみんな若い、80年代生まれです。やっぱり、自由旅行に来てゲストハウスに泊まるなんてのは若者が多いのかな。当然、私は最年長でした。
虎跳峡とは、長江上流にある哈巴雪山と玉竜雪山という2つの大きな雪山に挟まれた渓谷です。昔、虎がこの渓谷を跳び越えたという伝説からこの名前がついてます。虎跳峡には3箇所見所があり、それぞれ上虎跳峡、中虎跳峡、下虎跳峡と呼ばれています。今回、私たちが行ったのは、中虎跳峡。麗江から車で4時間くらいの道のりでした。
途中、車で入場ゲートを通るとき、ドライバーから「みんな、頭下げて、外から見えないように!」との声が。なんと、入場券を買わずに入るのです・・・ いやはや、日本では考えられないですね。。みんな必死で頭を隠して、ゲートは無事通過。
更に細ーい崖っぷちの道を通って、やっと中虎跳峡に着きます。着いたらドライバーが「ここのトイレはちょっと変わってる、世界一のトイレだから楽しみにしてね、写真撮ってもいいよ!」と。中国の田舎のトイレのすごさは経験済みなので、まさか「世界一汚い」のでは・・・と恐れつつ行ってみると、なんとトイレから虎跳峡の絶景が!トイレの側壁の上半分がなくて、外の景色が見えるのです。ちょっと開放的過ぎて、本来の用を足すには落ち着かない気もするけれど(笑)、確かにキレイでした!あ、もちろん、個室のない「ニイハオトイレ」ですけどね。
ゲストハウスで食事を済ませて、いざ出陣。お目当ての中虎跳峡には、ここから歩いて山道を1時間ほど下ります。小雨が降っていたので、みんなで雨合羽を着て出発。途中の道はうっかりすると滑り落ちてしまいそうなほど狭くてけっこう急です。しかも岩場が濡れててすべりやすい・・・ドライバーはお猿さんのように、身軽に岩から岩へ飛びうつっていきますが。私たちはドライバーの手を借りつつ、なんとか目的地へ到着しました。
目的地、中虎跳峡の風景はたしかに絶景!天気が悪いのが残念だったけど、うねるような激流と両側に聳え立つ絶壁は圧巻。「発呆石(ぼんやり石?」という大きな大きな岩があって、その上で文字通りぼんやりします。自然ってすごいなー、って考えながら。。贅沢なひとときです。
30分ほど写真をとったり、ぼーっとしたりしながら過ごした後、また山の上へと戻ります。帰り道には「勇者のはしご」という170mほどのはしごがあるそうです。このはしごを登るとすごく景色がよくて、且つ早く帰れるようです。が、今日は雨。ドライバーも「今日は雨で濡れてすべるからやめた方がいい」、と。ところが、ちゃきちゃき天津OLが、「はしご登りたい!」と言い出します。でもはしごと、普通の帰り道は方向が違うので、ひとりだけ別行動はできません。「私はひとりではしごを登るから、みんな先に行っててよ」と言いますが、さすがにドライバーもそれは認めず。みんなで20分ほどもめて、けっきょく普通の道で帰ることになりましたけど。自分の希望が通らなかったので、ちゃきちゃきOLが機嫌を損ねて、若干グループの雰囲気が悪くなりちょっとひやひやしました。すぐに元に戻りましたけどね。
中国ではみんなすぐに怒ったり、文句を言ったり、切れたりするけれど、その後は割りとすぐに機嫌が直るのでわかりやすくていいな、と思います。私もこちらでは日本にいるときよりも、怒りやすいですが、怒ったあとはすぐ忘れます。我慢して溜め込むよりも、こっちの方がかえっていいのかも、とときどき思ったりもします。
そんなこんなで山の上に戻りました。もともとの予定ではこのまま麗江へ帰るはず。ところが行きの車のなかで突如シャングリラ行きの話しが出ていたのです。ドライバーがシャングリラ出身なので冗談で、「じゃー、あんたの故郷連れてってよ」と客家姉さんが言ったところ、「いいよ~、今から行く?追加料金140元でいいよ。今日このまま行って、1泊して明日麗江まで送る」と。誰も泊まりの用意なんてしてないし、「まさか」って感じでしたが、なんだかその場のノリで「行ってもいいかも」という流れに・・・「まぁ、虎跳峡を見終わってから、また決めよう」ってことになりました。
で、さんざん迷ったあげく、やっぱりシャングリラへ行くことに。個人的には、泊まりの用意もないし、コンタクトも使い捨てで明日の分ないし、気が進まなくもありましたが、客家姉さんがとても乗り気だったので、まぁこれも一興ということで同意しました。なんだか大学生の頃を思い出す。突然思い立って泊まりの用意もせずに旅に出るとか。まぁ、シャングリラはもともと行ってみたかったところなので、よしとします。本当はもっとたっぷり時間をとって行きたかったけど、まぁいいや。
午後4時頃、虎跳峡を出発。夜9時にはシャングリラに着けるはず、とのこと。ところがどっこい、そんなにスムーズには進みません。この後、予想以上に長い道のりが待っていたのでした・・・
★旅行の写真: http://picasaweb.google.co.jp/xiazixiazi/TripToYunnan ★