ひさびさの鉄道ネタです。
週末、千葉に遊びに行った。
冬といえばスキー場というのが我が家の定番だけど、今回は私の、
「寒くないところがいい」
の一言で、なぜか千葉へ。
今回はとくに鉄道目的ではなく、「海を見たことがない子どもたちに、海を見せる」ぐらいの行き当たりばったりの旅。
宿泊先だけは袖ヶ浦に予約をとって、あとはその場のノリで。
往路、思いがけず新幹線の車庫付近を通り、ちらっとドクターイエローが見えたのも、子鉄たちのツボだったが、お宿のすぐ近くに線路があって、JRの車両が行きかうのが見られたのも楽しかったもよう。
で、本題。
翌朝、干物を買いたいので、宿に置いてある観光マップに載っていた海産物のお店へ。
あれもこれもと悩んでいると、予想どおり、子どもたちは飽き飽きモード。
旦那はなにやら携帯をいじりだし、家族からの早くしてよ~の圧力に「もうちょっとで終わるから待ってて!」と繰り返す。
マグロの目玉やカマ、内陸では普段目にしない魚の干物を買い、発泡スチロールに詰めてもらう。
車に積んで、いざ、出発!
とおもいきや、なにやらカーナビをいじって、「あ~思ったより遠いな~」とつぶやく旦那。
何が?
どうやらどっかの駅を調べているもよう。
そして、、、
「五井から三駅だけ小湊鉄道に乗らせてあげようかと思ったけどさ、次の列車に、車だと間に合わないから、袖ヶ浦から乗って、五井で乗り換えて海士有木まで来て!そこで待ってるからさ」
なんだよ、それ。
自慢じゃないけど、あたしゃ千葉の地理にはまったくの無知よ。
まだ北京の地下鉄のほうがわかるかもしれない。
袖ヶ浦の線路がどこに続いてるかもさっぱりわからないのに!
あれよあれよという間に、袖ヶ浦駅に車は着いて、
「小湊鉄道はたぶんPASMO使えないから!」
と千円札を渡され、
「○分発に乗って!」
と言われた。
えー、あと10分じゃん!
子どもたちの手を引き、駅に入ると、とりあえずJRでホッとする。
乗り換え後の目的地までの切符がここで買えないか掲示を探すが、それらしいことは見つからないので、Suicaで袖ヶ浦駅へ入場する。
(そう、私はSuica。私鉄沿線に住んでいても心はまだJR)
携帯電話で乗り換え案内のページを開き、「そでがうら」から「あまありき」までを調べる。
「あまありき」がちゃんと旦那が言っていた「海士有木」という漢字に変換されて読み方も合っていることに晏緒する。
地名って難しい。
乗り換え案内によると、千葉行きに乗るらしいので、ホームを確認する。
子どもたちは
「何線がくるかなぁ?」
「内房線じゃねぇの?」
「横須賀線がいいなぁ、、、」
などと話しているが、それが合っているのかさえもわからない。
だいたい、何両編成でくるんだかも、、、。
昨日踏切で偶然みた列車はけっこう長かった。
でも、周りには待っているお客さんがいないので先頭車両はもっと手前までしか来ないかも?
そう思っていると、反対方向の列車が到着。
黄色と青のラインの車両。
やっぱり停車位置がぜんぜん違う。
袖ヶ浦駅は工事中でホームが狭くなっていて待つ場所に戸惑う。
他のお客さんと同じところで待つと、すぐに来た。
さっきと同じ青と黄色のライン。
なぜかガッカリ気味のこどもたちの手を引いて乗ると、ボックス席。
相席の男性に気を使いながらも座らせてもらう。
大きな声で
「ママ!ドアの窓のまわりに黒い線が入っているよ!何で?」
などと、どうでも良いことを誇らしげに指摘する長男に
「声が大きいよ」
といいつつなんて答えりゃいいの?と迷う。
だいたい電車のドアの窓なんて、みんな黒いパッキンみたいなのじゃないの?西武線はグレーか?
「JRはそうなんじゃない?」
と、これまた意味不明な答えでごまかす。
見慣れない煙突が並ぶ風景をみながら五井駅到着。
6分しかない。
小湊鉄道の改札までどれだけ離れているんだろう?
急いでJRの改札を出た。
出たけど、どこにも小湊鉄道の表示がない。
私が想像していたのは熊谷駅の秩父線乗り換えの感じ。
ふと窓をみると、古風なかわいらしい車両がたくさん並んでいて、その線路は間違いなくこの駅に続いている。
でもJRの改札しかない。
みどりの窓口で聞くと、なんと、JRの改札に声をかけて入り、そのまま3、4番線に行くようにいわれた。
えー?まさかのJR改札のなかに改札があるパターンか!
なんだ、出なきゃよかった。
でもSuicaで入ったからやっぱり出る必要はあったかも。
とにかく言われた番線に行くと階段の手前に改札が。
その手前に食券のような券売機。
急いでお金を入れようとすると、駅員の方に、乗り遅れたら大変だから車内で買うように言われた。
あわてて階段を降りると、さきほど見たのと同じ、肌色と赤のツートンに塗られた列車が待っていた。
ホームにいた駅員さんに
「切符は中で買えると聞いたんですが、いいですか?」
と聞くと快い返事。
一両しかない列車は思ったよりお客さんが乗っていて、乗ったとたんに、高い段差に次男が転び、お客さんたちの注目の的。
うふふという笑い声に「兄弟かしらね?」なんて声も聞こえ、恥ずかしい。
座って一息つくと直に出発。
あ~、この駅で写真とれなかった。
あの車両がならんでいるところ、撮りたかったなぁ。
車窓からかろうじてとったのはこんな1枚だけ。
「この電車、一両編成だね!」
と、また声の大きな長男に
声でけえよ!そもそも電車じゃないし!一両じゃ編成してないし!
と心の中でつっこむ。
単線の線路の両側はのどかな景色になってきたころアナウンスで車内清算をしてくれると流れた。
もちろん、私だけだけど。
ちなみにさきほどホームいた女性が車掌さんだったので、ちゃんと覚えてくださっていたようで、ちょっとまた恥ずかしい。
それにしても車掌さんの肩掛けの黒カバンが懐かしい!
そして冊子のようなものを取り出し、そのなかの1枚にカチャンとカチャンと穴を開けていく。
このカシメみたいなのなんていうの?
そしてもらったのがこの1枚。
あ、写真がヨコになってます、すんません。
もう!素敵すぎる!
この切符を見ただけでなんか鉄道ファンの気持ちがわかる。
そう、私、切符って昔から好きだった。
駅の近くに落ちているキセル切符なんかを子どものころよく拾って集めていたなぁ。
もちろん硬券よ。
あれ、もしかしたらまだ実家にいけばあるんじゃないだろうか?
そんなことを考えていると、あっというまに駅を一つ二つ過ぎ、海士有木に到着。
ホームに降りると車掌さんが走ってきて、
「すみませーん!切符先にください!」
「あ、すみませんです!」
そういうシステムだったのか!
悪いことをしてしまった。
切符を渡して先頭で写真をとりつつ、列車を見送る。
車掌さんにお礼を言うと、手を振ってくれた。
ね、素敵な車両でしょ?
ホームで手を振っていると、次男が
「あ、パパー!」
と。
ちょうど駅に着いたところだったらしい。
「パパー、ぼく、あの電車乗ってきたんだよ!」
とうれしそうにいう長男。
だから電車じゃないのだよ。
線路を渡るとき、長男が
「あ、ディーゼルだね!」
今、気づいたんかい!
「見て線路二つ!」
と次男。
「複線っていうんだぞ」
と長男。
つーか、駅だから二本あるだけだけどな。
駅舎の内外で
何を見ても懐かしい感じがして浸っていると
五井行きの列車が来た。
今度は2両編成。
いい感じの駅舎
本当に懐かしい。
私の実家の最寄り駅も昔は(もう少し大きかったけど)こんな感じだった。
熊谷に帰る従姉妹を柵の前で何度も見送ったのを思い出す。
「遊園地の乗り物より、よっぽど安くて、楽しいだろ?」
と旦那が得意気に言った。
そうだけど、次回からはちゃんと前もって路線についての情報を教えてくれ。
そうして私たちは海士有木駅前から、自家用車でキッズダム(千葉こどもの国)へ行き、夕方温泉に寄って内陸へ帰りましたとさ。
チャンチャン。





