心情の本質 | 空の行方☆

心情の本質




雨だね~。 そろそろ梅雨に入るのかな。

昨日の暑さが嘘みたいに、今日は肌寒い。

いつもこのくらいの時期って、こんな感じだったっけ・・・・・??











この世の中で一番怖いことはなんですか?







「寂しいこと」








彼はそう答えた。

幽霊でも、地震でもなく、一番怖いのは「寂しいこと」だと・・・・・。

台湾はずっと雨だって言ってたけど、

ケンちゃんは雨の中にも「寂しさ」を感じるのかしら?








ケンちゃんって、なんでも本質が見えてしまう人なんだと思う。

どんなに楽しい輪の中に入っていても、

どんなにたくさんの人に囲まれていても、

そこにある本質が見えてしまう人。

決して物質的なもので自分を誤魔化せない人。








例えば、どんなに華やかな舞台に立っていようと、

そこに中身がなければ空しいと感じる。

例えば、どんなにたくさんの人にチヤホヤされようと、

それが「誰かに創り出された幻想の自分」に群がる人たちだとわかれば寂しい。








感性が鋭いのだろう。

だけど、それは必ずしも幸せだとは言い切れない。







霊感の強い人は、時々「スゴイね」と周りの人に思われたりするけれど、

霊能者と呼ばれる人たちの多くは、できることなら見たくないと思ってることだろう。

それと一緒で、人間、見なくていいものは見えない方が幸せなんだと思う。

鈍感な人間なら知らなくていい心情の本質は知らずに過ごせるけど、

感性の鋭い人は、知りたくもないのに、なぜかそれがわかってしまう。

それが不幸かどうかなんてわからないけど、

少なくとも寂しさを感じる度合いは、鈍感な人間に比べればはるかに大きいだろうと思う。







だからかな~。

ケンちゃんは精神的なものにすごく興味があるよね。







昔は宗教みたいなものの持ってたみたいだし(最近は牛肉食べてるみたいだから、信仰してないのかな?)、

太極拳にしてもヨガにしても、スポーツというよりは、

精神の安定とか精神統一みたいな点が気に入ってるような気がするし・・・・・・。








どんな時に寂しいと感じるのかな。

逆に、どんな時なら寂しいと感じなくてすむんだろう。







ワタシだったら、どんなに自分が変わっても、

どんな自分をさらけ出しても、どんな失態を犯しても、

全て許して受け止めてくれる場所、もしくは人がいたら、

寂しいとは思わずにいられるような気がする。








だとしたら、ケンちゃんにも早くそんな場所を作ってほしい。

そこだけは何があっても、どんなケンちゃんも丸ごと受け止めてくれるって場所。

もうこれ以上、ケンちゃんに怖い思いはさせたくないよ。







でもね、ケンちゃん。







寂しい時は、「寂しい」って言っていいんだよ。








襲い掛かってくる巨大な寂しさに、一人戦わなきゃいけない時もあると思う。

だけど、部屋の片隅で膝を抱えても震えが止まらないほどの寂しさが襲ってきたら、

そんな時は大好きな人に電話して、「寂しい」って言ってね。

アナタを愛する人なら誰でも、それを待ってるはずだから・・・・・。

頭のいいアナタは、その恐怖から救い出してくれるのが誰でもいいワケじゃないことを知ってるはず。

そして、それが誰なのかもわかってるよね。

だから怖くなったらすぐ、その誰かに「寂しい」って言って下さい。

そうすればきっと、もう怖い思いをしなくてすむから・・・・・。









   






   もうこれ以上、ケンちゃんが寂しい思いをしませんように・・・・・。