ニアミス
今日は会社で打ち上げがあり、
その二次会でライブハウスに行ってまいりました。
久々にそういうところに行ったんだけども・・・・・「生」っていいよね
なんだか言葉では言い表せないものが、直接心に響いてくる気がする。
「生の音」っていうのは間違いなく「今」であり、「現在」なんだもの。
どんなに欲したって、もう二度とは取り戻せない・・・巻き戻せないもの。
だからこそ「生」っていうのは、「真実」な気がする。
なんだかケンちゃんが「生」が好きなワケがわかった気がした。
CDとかDVDっていうのは、完成されたもの。
それに比べて「ライブ」っていうのは未完成。
失敗もあるけど、その失敗までも楽しめるのが「ライブ」の良さなんだな~って思った。
ケンちゃんも言ってるけど、
もうちょっと小さなハコでライブ続けてほしいな~。
で、仲良し迷友さん家でケンちゃんライブでの「涙のツボ」について語っていたので、
ウチでもちょびっとだけ・・・。
涙・涙で明け暮れた前回ライブと違い、
今回ワタシはほとんど泣きませんでした。
「今回はケンちゃんと共に、ただ単純に音を楽しもう」
そう決めていたから。
ケンちゃんの大好きな音の波を、同じ空間で、同じ時間に感じたいと・・・・・。
だから今回、涙を流したのは2日間の間でたった一度だけ。
「可是我」
この歌を歌った後、ケンちゃんの言葉を聞いた時でした。
そう、2日目です。 うん、1日目では泣かなかった。
2日目、この歌を歌い終わった後、ケンちゃんはこう言ったんです。
「この歌を歌って、僕はいろんなことを思い出しました。
今まで僕を応援してきてくれて、本当にありがとうございました。」
って・・・・・。
もうその途端に涙が溢れてきて止まらなかった。
自分ではどうにも抑えようがなくて、ただただ涙を流していました。
その直後に歌っていたはずの「領悟」はハッキリと覚えていません。
実は2日目の公演の前、ワタシは相棒とこんな話をしていたんです。
「昨日ケンちゃんが可是我を歌った時はヤバかったよ~。
あの映画館でのエンドロールと歌がパーっと思い出されてさ。
あの時は辛かったよね。
でも振り返ってみれば、今は・・・・・すごく幸せだね~」
って・・・・・・。
そう、ワタシたち2人にとって、この「可是我」は特別な歌なのです。
神戸に「愛・断了線」がやってきた時、ワタシたちは精神的に追い詰められていました。
今考えれば大げさかもしれないけど、その当時はホントにそんな心境だった。
そんな時、この映画を観に行って、あのさほど大きくない映画館でこの歌を聴いた時、
ワタシはケンちゃんの声が心に沁みて泣いたんです。
しばらく座席から立ち上がることもできないくらいに・・・・・。
そんな事を思い出しながら聴いた「可是我」。
そしたらケンちゃんもこの歌を歌いながらいろんな事を思い出してたって言う。
そして・・・・・・「今まで僕を応援してきてくれてありがとう」って・・・・・。
泣くよね、そりゃ泣いちゃう
ケンちゃんが思い出していたことってどんなことだろう?
辛いことなのか、それとも・・・・・・嬉しいことだったのか??
どちらにしても、ワタシたちは同じ空間、同じ時間に、同じような体験をしていたんです。
なんだかね、「お互いに壁をひとつ越えたね」って思ったの。
「もうちゃんと前に向かって進めてるよね」って思ったんだ。
辛い思いをしたって、彼から離れることを選ばなかった、
彼を諦めることをしなかったワタシに、
ケンちゃんが「エラかったね、ありがとう」って言ってくれた気がした。
「いつかきっと俺から離れていくんだろ?」
そんな思いから、見ようともしなかったワタシたち迷に、
ようやく根負けして振り返ってくれた瞬間だったように思う。
「仕方ないな、お試し期間は終わりだ。」って、そう言って笑ってくれた気がした。
そしたら、勝手に涙が溢れてきてたんだよ。
そうね、コレはワタシの勝手な妄想。
だけど、そう思って泣けちゃったんだから仕方ないじゃないw
ケンちゃんとワタシはいろんな意味でまったく違うタイプの人間だけど、
どこかで時々、こんなニアミスがあるんです。
そう、一昨年のファンミでケンちゃんが語った「空」への思いとか・・・・。
好きな人とのこんなニアミスを見つけると・・・・・嬉しいよね♪
とにかく泣いたのはそれ一回きり。
ケンちゃんのよく伸びる声に何度も泣かされかけたけど、
後にも先にも、今回はこれ一回っきり。
でもケンちゃんのコンサートで流す涙は、どれも嬉しいものばかり。
どれも幸せ過ぎて流す涙ばっかり。
こんな風に会うたび幸せな涙を流させてくれる朱孝天って男は・・・・・・
やっぱスゴイ男ですw