苦節12年の悲願☆ | 空の行方☆

苦節12年の悲願☆




終わった・・・・・・ようやく終わった。

曇り空の下、時折雨がポツポツと落ちてくる中、

膨れ王子小学生生活最後の運動会が幕を閉じました。







姫が入学してから12年間、毎年憂鬱で楽しみだった運動会w







前準備が苦手な yaoさんは、とにかくお弁当作りがイヤだった。

年数が経つに従って、食べる量が増えるし、一緒に食べる人数も増えてくるw

もともと少人数の家族(母一人子一人)で育ってきたワタシは、

今だに大量の料理を作るのが苦手(滝汗;)。

なのにここ数年は、自分の子供はもう卒業しちゃっていないのに、ウチのお子たちを可愛がってくれ、

毎年見に来てくれるMY朋友の家族の分も作らなくちゃいけなくて、

おんなじように卒業しちゃった姫と壊れ王子も、友達連れて見に来るって言うし・・・・・(滝汗;)。






でもね、それも今年で最後。

前の晩から仕込みを始めて、朝早くから起きてお弁当作り。

「これで最後だから・・・・これで終わりだから・・・・・。」

と自分に言い聞かせながら、大量のおかずを作り、オニギリを握りました。








そして、とうとうこの時がやってきたのです!








重い体で重いお弁当を抱えながら、学校に向おうとしてると、

一足先に場所取りに行っていたダンナどんから、

「次の次が膨れ王子の徒競走だぞ~!」と電話が入る。

「あら~、そりゃ急がなくっちゃね~。」なんて、のんびりと自転車に乗って学校に行った。






着いたらちょうど入場門のところで膨れ王子が待機してる状態。

とりあえず荷物を置いて、ゴールがある本部後ろに回りこんだ。

スカウトで受け持ったことのある子供たちの応援をしながら、

遠くから膨れ王子の位置を確認する。

学年一小さくて、転がった方が速そうな膨れ王子。

姫と姫の朋友が見つけてくれた。






ちっとも期待なぞしてなかったワタシは、前日、





「とりあえず前を向いて走れ!

 後ろは振り返るな!

 ゴールはまだ先にあると思って走りぬけろっっ!!」





それだけを膨れ王子に伝えていた。





「次、あの子の番や!」





彼のちっちゃなお母ちゃんである姫は、かなり心配顔。

スタート合図のピストルが鳴り、王子が走り始める。





なんと・・・・・・トップを走っている!!





うぉ・・・・・あり得ねぇ・・・・・・(滝汗;)。

絶対コーナーでズっこけるに違いない・・・・・うん、間違いない。





手に汗を握りながら、コーナーを走る王子を見守る母と姉。

目の前に走りこんで来た時には、知らず知らずの間に大声で叫んでいた。





「○○~~!! 行けっ!! 

      そのまま走れぇ~~!!」





期待していたように(?)ズっこけることもなく、ゴールインした膨れ王子。






「キャ~~!! ヤッタぁ~~~!!」





手を取り合いながら、大歓声をあげるワタシと姫と姫の朋友。

目の前の本部に座っていた来賓の方々が、一斉に我らを見て微笑む。

その視線に気付き、ちょっと小さくなって謝る我ら(苦笑;)。

少し離れたところにいたダンナどんを見ると、

ビデオを撮りながら、満面の笑みでガッツポーズをとっていました(笑)。







姫が入学してから12年間。

一度も目にすることができなかった、一着でゴールする我が子の姿。






今は背の順じゃなく、事前にタイムを計ってタイムの近い子と走るので、

姫や壊れ王子の時には少しの期待があったんだけど、ことごとくその淡い期待は覆されてきたw






そんな母の悲願を、一番期待していなかった膨れ王子が

最後の最後に叶えてくれました(笑)。







その後、一番小さいにも関わらず、ずっしりと重い体のせいか、

騎馬戦でも馬の役、組体操のピラミッドでも土台の役w

それでも、しっかりやり遂げたね。






終わった後の満面の笑みが、母には一番嬉しかった。






大量のお弁当を抱えて参加する運動会。

それもようやく終わりです。





なんだか終わってみると、寂しい気もするけれど、

これも彼らの成長の証だね。





さて~、母はこれからもキミたちの応援団でいるよ。

手を差し伸べることなんてないかもしれないけれど、それでもずっと応援してる。







頑張れ、キミたち!!