プチ家出
「美容室行こうかな~、どうしようかな~。」と思いながらも、
結局一歩も外に出ずに過ごした今日一日。
でも・・・・でも夕飯の時に家庭内戦争が勃発し、
ワタクシ yaoさん、珍しくキレておもてに飛び出しました。
(いつもは冷たい戦争で終わるんですが・・・・・w)
きっかけは、とるに足りないささいな事。
だけどダンナどんの怒った原因のあまりの理不尽さに、ドッカ~ンと爆発したのです。
相手も黙ってはいませんから、お互いに機関銃のごとく撃ちまくるw
で、ご飯の用意だけ済まし、さっさとお風呂に入って、
出てきた時には終わってた食事の片付けをし、
(ダンナどんは意地で食べてなかったみたいだけど、知らん顔して全部片付けてやりました・・・悪魔?)
そして財布と携帯だけを握り締めて車へ直行。
久しぶりだな~、夜の現実逃避ドライブ
昔はよく行ったけど、最近は途中でお目目が持たないので安全のため行ってなかった。
夜の幹線道路、大好きだぁ~♪
日曜日のせいか、出掛けた時間のせいか、
思ったよりも道が空いてて、車もスイスイ走る。 気持ちいい♪
スピーカーからは、迷友さんがCDにおとしてくれたソロコンケンちゃんの心地よい歌声。
「花より男子の西門・・・とワタシ。 どちらが好き?」
「今日は楽し・・・かった。 みんなも楽しかった・・・・か?」
ケンちゃんの上手いんだか、拙いんだかわからん日本語を聞きながら、ふと微笑む。
そ~いや、こんな事言ってたっけ♪
思ったより早く、ワタシの現実逃避ドライブ最終地点、神戸に着く。
いつもなら車の中でタバコを一本吸って、しばらくボ~っとしたら帰るんだけど、
今日はちょっと早い時間なので、車から降りてみることにした。
お風呂上りなので伸び伸びTシャツにハーフパンツ。
「もうちょっとこマシな恰好してくりゃよかった・・・・・・(滝汗;)。
ま、いっか。 周りはカップルだらけだし、誰も見ちゃいないワイw」
おばちゃんはそれしきの事、気にしないのである(笑)。
車を降りて海の方に向かっていくと、
まだ観覧車やメリーゴーランドがライトアップされてた。
あ~、こんなにキレイなのに、写メじゃすぐにブレちゃうよ~。
どうせならデジカメ持ってくりゃ~よかったかな(涙;)。
「あっっ! しまった!!
姫はダンナどんが機嫌悪いこと知らないゾっ(滝汗;)」
思い出したように、戦争勃発時にはバイトで居なかった姫に慌ててメール。
空気の読めない姫が不用意な事を口にしたら、八つ当たりの的になる。
急がなくっちゃっ!!
「母、プチ家出ちぅ。
父は母とケンカして機嫌が悪いので、バイトが終わったら即行帰るようにっ!!
鍵は持ってるから閉めてもいいけど、内鍵は閉めないでね~♪
ご飯、アンタの好きな冬瓜炊いておいたからお食べ♪」
するとほどなく、姫からの返信。
「おかんのこと聞いたら、スグ機嫌悪くなったわ
もう帰ってきたから安心して
ご飯も今、食べてます
鍵は内鍵、開けときまぁ~す」
ありゃ~、遅かったか。 可哀相なことしちゃったな。
「あら~、メールするんが遅かった? ごめんよ~
おっさんの事は放っといたらいいから、早く食べて逃げろっっ!!
海辺は涼しくて、気持ちいいゾ~」
「ちょっと遅かったな。 今から逃げるよ笑
いいなぁ~、ワタシも海行きてぇ~!!」
「今度、一緒に行こうね♪
彼氏ができるまでは、仕方ないから付き合ってやるよ(笑)」
「えぇ~?! しゃぁ~なし?!
しゃぁ~なし付き合って(笑)
まぁ、一人の時間を楽しんでおいでな~」
なんて良い子なんでしょう(爆)♪
なんだか姫とのメールは、女同士の内緒話みたいで面白いw
海に面したベンチに座ると、目の前には観覧船。
周りにはカップルや家族連れが、船をバックに写真を撮ってる。
潮の匂いを嗅ぎながら遥か遠くを見てみると、そこには神戸のシンボル。
そ~言えば去年の夏、会社の先輩たちとココに来たっけ、仕事だったけど・・・・・(笑)。
懐かしいな~。
そうだ、メールしてみようっっ!(← 写メ付きで送信)
「ダンナどんとケンカして、ただ今プチ家出ちぅ~♪
海辺は涼しくて気持ちいいよ。
去年、一緒に来たこと思い出すネ」
すると、その先輩からも返信が・・・・。
「色々あるよな。 でも良いこともあると思うよ
気持ちを入れ替えて、また明日から頑張ろうね」
あれっ? ・・・・・ワタシってば慰められてる??
別に凹んでるワケじゃないんですけど・・・・・・。
ただ、懐かしいな~と思って、写メ送ったんだけどな・・・・・(滝汗;)。
でも、心配してくれてありがと♪
ふと上を見上げたら、見覚えのあるお顔。
「あら~、お月さま♪ なんだかお久しぶりね♪」
「こんな時間に、こんなとこで何してんの?」
「いや・・・・・(滝汗;)」
「早く帰んなさい。 待ってる人がいるでしょ。」
「・・・・・・・・。」
お月さまにまで諭されたような気がして、
いつまでもそこに座っていたい気持ちを振り切って、重い腰を上げた。
そう、いつまでもココに座ってるワケにはいかない。
今はこんなに賑わってても時間が経つにつれ、人は自分の帰るべき場所に帰っていく。
ココに残るってことは、一人ぼっちになるってこと。
そうだね、帰らなきゃね~。
姫、うまく逃げ切れたかしら??
アイツ、要領悪いからな~。
チャンチャチャンチャ~ (← 「煙火的季節」のオルゴールver.)
「ラップ買いに行くのに、遅過ぎる!!ってお父さんが・・・・・(汗;)」
あぁ、やっぱり・・・・・。
もう、しょ~がないなっっ!!
「怒ってるん??
そんなヤツぁ~、勝手に怒らせとけっ!!
お母さんは今から帰るゾ~~~!!」
ヨシっ!! と気合を入れて、車の方に歩き出す。
もう一度、空を見上げると、お月さまが笑った気がした。
「気をつけて帰れよ♪」
「はぁ~い♪ またね♪」
帰り道の車の中、またケンちゃんに励まされながら、諭されながら家に向かう。
ま、こんな日もあるよ。
家族だからね。 キレイごとばっかは言ってられない。
ぶつかり合う時もなきゃ、お互い分かり合えないしね~。
いつもとおんなじかと思ってたら、いつもとはちょっぴり違った日曜日。
また明日から新しい一週間が始まる。
人はそうやって、おんなじようでいてちょっとずつ違う毎日を過ごしている。
ウチもしばらくは冷戦状態が続くかもしれないけど、これもまた人生だw
3時間ちょっとのプチ家出。
ちょっとだけ夏の終わりが近づいてきてることに気付かされた夜のことでしたw
〔 追記 〕
帰ってきたら、TVでサザンの野外ライブをやってた。
横浜の赤レンガ倉庫。
去年のケンちゃんファンミの時、迷友さんたちと一緒に歩いたな~♪
懐かしいよ♪
サザンの桑田さんにも慰められた yaoさんでした(笑)。